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『なんであるの?!ブラック校則』

暮らし
先月15日に「まちプリ」では、ある中学生の髪の毛のことについて、そして学校の校則問題について特集しました。黒人特有の髪質で三つ編みを8本以上にしないと髪の毛が痛むのに対して、校則は三つ編みを2本に限定しています。生徒は入学からの1年半、我慢し続けてきたそうです。この校則は本当に必要なのでしょうか?

そしてこの放送と、西日本新聞1面に取り上げられたことも影響したのか、学校は特例として、この生徒の三つ編みの本数制限を無しとしました。きょうの特集は、ご本人にインタビュー取材をしました。学校から許可が出て、頭皮の痛みや髪が痛むのを我慢してきたがこれで過ごしやすくなった、これまでは校則だから守らなければいけない、痛みを口にできなかったと本音を語ってくれました。

人権問題に詳しい後藤富和弁護士を呼んで、この校則の問題点を解説してもらいました。VTRにもあった「内申点」に影響するかもしれないので守らないといけないと思った、という点に対し、教師が「校則違反は内申点に影響する」と指導したら、それは「脅し」となり大問題である、またなぜ三つ編みを禁止するのか、正しい説明が出来ない校則も多々あると分析しました。そしてこのブラック校則問題、福岡県教育委員会が新しいガイドラインを出して是正を試みていることも紹介。最後に校則がおかしいと思ったら、声を上げ訴え続けることも大切だとまとめました。「まちプリ」では引き続き、ブラック校則問題について取材して参ります。

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