腸年齢をチェック! 知ってるつもりで知らない、腸の仕組みと大切な機能 【Let’s美腸生活 #1】

腸年齢をチェック! 知ってるつもりで知らない、腸の仕組みと大切な機能 【Let’s美腸生活 #1】

便秘でお悩みの方は、いらっしゃいませんか?便秘の悩みはデリケートで、人にも相談しにくいもの。「なんだかすっきりしないな…」と思いつつ、日々の生活に追われ、原因も分からぬまま、なんとかやり過ごしている人も多いのではないでしょうか。心身ともに健康な生活を送るために、とても大切な毎日の“お通じ”。「腸」は、体内の不要なものを排泄物として体外へ送り出してくれる重要な臓器です。【Let’s美腸生活】では、「腸」の機能や役割について、数回にわたって詳しくご紹介していきます。

新型コロナの感染予防にも重要といわれる「腸」の役割

新型コロナウイルス感染症との戦いが続くなか、体内に侵入した細菌やウイルスなどを監視・撃退してくれる「免疫力」にも関心が高まっています。免疫力を上げるとは、つまり免疫細胞の働きを良くするということ。この免疫細胞の働きに大きく関わっているのが腸です。腸には、全身の免疫細胞のうち約6割が集まっているのです。

あなたの腸年齢をチェック!!

まずは、あなたの腸年齢をチェックしてみましょう!
以下の中から、自分に当てはまる項目の数を数えてください。

01.朝食は食べないことが多い
02.朝はいつも時間がない
03.食事の時間は決まっていない
04.外食は週4回以上
05.野菜不足
06.お肉が大好き
07.発酵食品をあまりとらない
08.アルコールを多飲する
09.トイレの時間が決まっていない
10.おならが臭い
11.タバコを吸う
12.ストレスが多い
13.運動不足
14.寝つきが悪い。寝不足
15.肌の色が悪い。老けて見られる
16.肌荒れ、吹き出物が気になる
17.トイレではいきまないと出ない
18.残便感がある
19.便が固くて出にくい
20.コロコロ便
21.ときどき便がゆるい
22.便の色が黒っぽい
23.便が便器の底に沈む
24.便が臭い

4個以下なら腸年齢は実年齢と同じ。5~9個なら実年齢+10歳の腸年齢。
10~14個は実年齢+20歳、15個以上は実年齢+30歳なのだとか!!
腸年齢が高い人は、今から生活習慣を見直し、改善していかないと、この先大変なことになってしまいそうです。

腸の基本的な構造を知ろう!

まずは、腸の構造から説明しましょう。
腸は大きく分けて、小腸と大腸の2つに分けられます。
小腸は、胃と大腸の間にある非常に長い管状の臓器で、その長さは約6~8m。胃の出口の幽門(ゆうもん)から十二指腸が始まり、小腸全体の5分の2が空腸、5分の3が回腸と呼ばれています。空腸と回腸の内部には絨毛(じゅうもう)という突起があり、その絨毛はさらに細かい微絨毛(びじゅうもう)という突起でびっしり覆われています。食事で得た栄養素は、主にこの小腸で吸収されます。

一方、大腸の長さは約1.5m。腹部の右下から、盲腸、結腸(上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸)、直腸の順に、肛門までつながっています。そして絨毛、微絨毛の表面を全部広げた大腸内壁の総面積は約100㎡。小腸は約200㎡にもなるのだとか。小腸・大腸合わせると約300㎡。おおよそテニスコート(シングルコート)1面半ほどもあるというから驚きです!

脳腸相関とは?

腸には約1億個の神経細胞が存在しています。これは、人体において脳に次ぐ多さです。また、腸の働きはすべて脳がコントロールしているわけではありません。脳からの指令がなくても、腸が自ら状況を判断し、活動できる機能を持つことから、腸は「第二の脳」とも呼ばれています。

こうした腸管神経は、腸の動きを活発にする副交感神経の代表的な神経「迷走神経」を通じて脳とつながっています。逆に腸の動きを抑える交感神経は、脊髄の中枢神経とつながっています。つまり、脳と腸の情報交換は、脳からの一方通行ではなく、腸から脳への双方向で行われているのです。このように脳と腸がお互い密接に影響し合っていることを「脳腸相関」といいます。

そのため、腸の調子が悪いと脳にも悪い影響が出てしまうのです。ストレスを感じると腸の動きが悪くなり、反対に、腸の働きが活発になると脳が不安を感じることを抑えられます。実際に、うつ病の方には、便秘や下痢が多いというデータも報告されています。

幸せホルモン「セロトニン」は、腸でつくられる!

人間の情緒に影響を及ぼすホルモンに「セロトニン」という物質があります。セロトニンは、目覚めを良くする効果や、前向きな幸福感を感じやすくする作用があることから「幸せホルモン」と呼ばれています。またセロトニンには、興奮物質であるノルアドレナリンやドーパミンの暴走を抑え、イライラを起こしにくくする作用もあります。

そして、なんと「幸せホルモン=セロトニン」の約90%は腸管でつくられ、そこにそのまま存在しています!(残りの10%中8%は血液中の血小板、2%が脳内の神経に存在)
すなわち、幸福で安定した精神状態を保つことにも、腸内バランスが大きく影響しているのです。

次回は腸内細菌について詳しくお話します。

善玉菌・悪玉菌のほかにいる日和見菌とは!?腸内細菌について詳しく解説【Let’s美腸生活 #2】

THE WRITER

福岡市博多区に本社を置き、ドラッグストア、調剤薬局などを展開する。創業、明治35年(西暦1902年) 。健康に関する様々なコラムを展開しています。

金曜ドラマ『石子と羽男―そんなコトで訴えます?―』

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