「もったいない」から生まれた海のごちそう ブリチャン
養殖ブリの生産量で全国2位の大分県。なかでも、豊かな水揚げ量を誇る港町・佐伯市で、その養殖ブリを使った国内初の商品が注目を集めている。
魚介類の卸売りや加工品を手掛ける2016年創業の「株式会社Up(アップ)」。今まで使われていなかった養殖ブリの内臓に着目し、「もったいないを無くしたい」と「胃袋」を使ったチャンジャを考案。2019年「ブリチャン」の販売を開始した。きっかけは、地元の漁師たちが無駄なく食用にしている姿を目にしたことだった。
一般的なチャンジャは、タラの胃や腸を塩漬けにしているが、「ブリチャン」はブリの胃袋を使うことでコクが深く旨辛で、コリコリとした食感が特徴。地元の居酒屋や寿司屋はもちろん、県内の小売店やインターネットでも販売。さらには東京や神戸の飲食店にも提供している。
現在は、イカ墨や黒ゴマなどを加えて作る新商品「ブリチャンBLACK」を開発し、まもなく発売する予定だ。他にもブリ関連の商品を3種類ほど考案中。
佐伯市出身の加藤篤司社長(48)は「佐伯の海が持つ“宝”のすばらしさを知ってほしい」と言う。
今後は日本全国、そして世界へ発信していきたいと進化を続ける加藤社長の挑戦を追う。
魚介類の卸売りや加工品を手掛ける2016年創業の「株式会社Up(アップ)」。今まで使われていなかった養殖ブリの内臓に着目し、「もったいないを無くしたい」と「胃袋」を使ったチャンジャを考案。2019年「ブリチャン」の販売を開始した。きっかけは、地元の漁師たちが無駄なく食用にしている姿を目にしたことだった。
一般的なチャンジャは、タラの胃や腸を塩漬けにしているが、「ブリチャン」はブリの胃袋を使うことでコクが深く旨辛で、コリコリとした食感が特徴。地元の居酒屋や寿司屋はもちろん、県内の小売店やインターネットでも販売。さらには東京や神戸の飲食店にも提供している。
現在は、イカ墨や黒ゴマなどを加えて作る新商品「ブリチャンBLACK」を開発し、まもなく発売する予定だ。他にもブリ関連の商品を3種類ほど考案中。
佐伯市出身の加藤篤司社長(48)は「佐伯の海が持つ“宝”のすばらしさを知ってほしい」と言う。
今後は日本全国、そして世界へ発信していきたいと進化を続ける加藤社長の挑戦を追う。
取材先:株式会社Up
担当者:加藤篤司代表取締役
加工場住所:〒876-1402 大分県佐伯市米水津色利浦1749-5
TEL:0972-28-6515
HP:https://www.kabuup.com/
担当者:加藤篤司代表取締役
加工場住所:〒876-1402 大分県佐伯市米水津色利浦1749-5
TEL:0972-28-6515
HP:https://www.kabuup.com/
取材後記
「もったいないをなくしたい」と何度もおっしゃっていた加藤さん。
養殖ブリの今まで使われていなかった部位・胃袋に着目した海のごちそう「ブリチャン」は、
もったいない精神が人一倍強い加藤さんだからこそ生み出せたと思います。
そもそも「もったいない」とは、元は仏教の言葉で“命の大切さを伝える言葉”だそうです。
漁師町の方々の手作業で、ブリ1匹の命を胃袋まで無駄なくいただく様子から、
私も“命の大切さ”を学びました。
今後も未使用部位を使って新商品を生み出し続ける加藤さんの挑戦から目が離せません。
養殖ブリの今まで使われていなかった部位・胃袋に着目した海のごちそう「ブリチャン」は、
もったいない精神が人一倍強い加藤さんだからこそ生み出せたと思います。
そもそも「もったいない」とは、元は仏教の言葉で“命の大切さを伝える言葉”だそうです。
漁師町の方々の手作業で、ブリ1匹の命を胃袋まで無駄なくいただく様子から、
私も“命の大切さ”を学びました。
今後も未使用部位を使って新商品を生み出し続ける加藤さんの挑戦から目が離せません。
(OBS大分放送 /萩本 みなみ)
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