博多弁でお願いします。|アナウンサーコラム

博多弁でお願いします。|アナウンサーコラム

生まれ育った町でアナウンサーとなって5年。そんな私が克服したいことの一つに「方言」がありました。

敬語を使っていれば大丈夫かと思いきや、福岡独特の「なおす(=片づける)」や「からう(=背負う)」などは、20年以上標準語だと思っていたため、気を付けていてもつい口走ってしまうのです。言ってしまった!! その瞬間、後悔の念で次の展開がすっ飛んでしまうことも多々ありました。そんなこんなで、どうにか飲み込もうとしてきた博多弁。しかし、それを放送で使ってほしいという依頼が来たのです。

昨年10月から始まった朝の情報番組「THE TIME,」。全国の系列28局のアナウンサーが参加する中継コーナーがあります。その顔合わせ会議で、各局が様々な形で地域色を全開にする中、私たちは博多弁で対応することに! 博多の女性の愛らしい博多弁ではありません。山笠の直会などで飛び交いそうなコッテコテな博多弁を披露しました。

それからというもの、「THE TIME,」の中継ではTBSのスタッフさんからも博多弁への期待を感じます。戸惑いもありますが、自然に福岡の空気を伝えられる表現方法として、この時ばかりは「思いっきり博多弁ば使いよります!」

1月29日(土)毎日新聞掲載



武田 伊央
RKBアナウンサー。 福岡県福岡市出身。

【担当番組】
テレビ:タダイマ! サンデーウォッチ
ラジオ:#いおれな おしゃべり本棚 グランドメゾン presents 財津和夫 虹の向こう側

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