RKBドキュメンタリー映画祭 ペア招待「描き続けて ~野見山 暁治 101歳の肖像~」
RKBドキュメンタリー映画祭
映画概要
- 撮影
- 青木周作、宮﨑亮
- 編集
- 平山誠一
- 音効
- 寺岡章人
- ナレーション
- 佐藤巧
- プロデューサー
- 石川恵子
- ディレクター
- 里山千恵美
制作者からのメッセージ
自由で過激、そんな101歳の画家のドキュメンタリー。
2021年の12月、101歳になった画家の野見山暁治さん。東京と福岡、ふたつのアトリエで今も絵筆を握る毎日だ。野見山さんの絵は、いわゆる抽象画。そのスケールと、独特の世界観が見るものを圧倒する。
福岡の炭鉱町に生まれ育った野見山さん。東京美術学校を繰り上げ卒業すると兵隊となって満州の前線に送られた。野見山さんは、戦後、戦没画学生たちの遺族を訪ね、その絵を集める活動を行う。自らの戦争体験と、そうした学友たちの絵をたどった経験は、野見山さんの心に深く刻まれた。
100歳を超え、なお飽くことなくキャンバスに向かい続ける野見山さんの今と、その思いに触れたい。
2021年の12月、101歳になった画家の野見山暁治さん。東京と福岡、ふたつのアトリエで今も絵筆を握る毎日だ。野見山さんの絵は、いわゆる抽象画。そのスケールと、独特の世界観が見るものを圧倒する。
福岡の炭鉱町に生まれ育った野見山さん。東京美術学校を繰り上げ卒業すると兵隊となって満州の前線に送られた。野見山さんは、戦後、戦没画学生たちの遺族を訪ね、その絵を集める活動を行う。自らの戦争体験と、そうした学友たちの絵をたどった経験は、野見山さんの心に深く刻まれた。
100歳を超え、なお飽くことなくキャンバスに向かい続ける野見山さんの今と、その思いに触れたい。
制作スタッフ
野見山さんは人気者です。どこに行っても周囲に人がわんさか集まってきます。なにせ話すことが面白い。年のことを言われるのは嫌いなのに、自分でそれをしばしばネタにします。聞いているほうは反応に困ります。サービス精神にあふれた方です。
野見山さんの、特に周囲の人々について書いた文章はエピソードが詳細で、その生き生きとした描写と温かい視線が印象的です。「先生は愛情深いですね」「いや、それは全然違います」うっかり軽はずみな質問をすると、思いもよらぬ返しがきます。テレビ的に「置きにいった」雑な質問にも安易に答えを返したりしません。
例えば「先生にとって絵とはなんですか」とか。キャンバスに向かうときのように、繰り返し繰り返し、正確な言葉を紡ぎだそうとして時にインタビューは迷走しました。富士山を青と白で塗るような真似は、野見山さんはしないのです。
101歳の懐の深さはその絵のように底知れず、とはいえやはり温かかった。その温かさがお伝え出来ればと思うのです。
野見山さんの、特に周囲の人々について書いた文章はエピソードが詳細で、その生き生きとした描写と温かい視線が印象的です。「先生は愛情深いですね」「いや、それは全然違います」うっかり軽はずみな質問をすると、思いもよらぬ返しがきます。テレビ的に「置きにいった」雑な質問にも安易に答えを返したりしません。
例えば「先生にとって絵とはなんですか」とか。キャンバスに向かうときのように、繰り返し繰り返し、正確な言葉を紡ぎだそうとして時にインタビューは迷走しました。富士山を青と白で塗るような真似は、野見山さんはしないのです。
101歳の懐の深さはその絵のように底知れず、とはいえやはり温かかった。その温かさがお伝え出来ればと思うのです。
- 撮影
- 青木周作、宮﨑亮
- 編集
- 平山誠一
- 音効
- 寺岡章人
- ナレーション
- 佐藤巧
- プロデューサー
- 石川恵子
- ディレクター
- 里山千恵美
制作者からのメッセージ
野見山さんは人気者です。どこに行っても周囲に人がわんさか集まってきます。なにせ話すことが面白い。年のことを言われるのは嫌いなのに、自分でそれをしばしばネタにします。聞いているほうは反応に困ります。サービス精神にあふれた方です。
野見山さんの、特に周囲の人々について書いた文章はエピソードが詳細で、その生き生きとした描写と温かい視線が印象的です。「先生は愛情深いですね」「いや、それは全然違います」うっかり軽はずみな質問をすると、思いもよらぬ返しがきます。テレビ的に「置きにいった」雑な質問にも安易に答えを返したりしません。
例えば「先生にとって絵とはなんですか」とか。キャンバスに向かうときのように、繰り返し繰り返し、正確な言葉を紡ぎだそうとして時にインタビューは迷走しました。富士山を青と白で塗るような真似は、野見山さんはしないのです。
101歳の懐の深さはその絵のように底知れず、とはいえやはり温かかった。その温かさがお伝え出来ればと思うのです。
野見山さんの、特に周囲の人々について書いた文章はエピソードが詳細で、その生き生きとした描写と温かい視線が印象的です。「先生は愛情深いですね」「いや、それは全然違います」うっかり軽はずみな質問をすると、思いもよらぬ返しがきます。テレビ的に「置きにいった」雑な質問にも安易に答えを返したりしません。
例えば「先生にとって絵とはなんですか」とか。キャンバスに向かうときのように、繰り返し繰り返し、正確な言葉を紡ぎだそうとして時にインタビューは迷走しました。富士山を青と白で塗るような真似は、野見山さんはしないのです。
101歳の懐の深さはその絵のように底知れず、とはいえやはり温かかった。その温かさがお伝え出来ればと思うのです。
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