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温泉を抱きしめたいっ!!

テレビ
かつて温泉療養として人気だった「湯治」。日本一の湧出量を誇る大分県別府市にも多くの湯治客が訪れていた。
4年前、廃れつつある「湯治文化」を復活させ、広めたいと移住してきた女性がいる。菅野静さん(43)だ。

大手広告代理店に勤務。海外赴任も経験するキャリアウーマンだった菅野さんだが、帰国後温泉巡りをするなかで「湯治文化」と出会った。
そして、別府市鉄輪を訪れた時、地元の人が薦める湯煙の景色を見た瞬間…
「ここに住みたい。この場所だったら頑張れる」そう思った。

移住後、今どきの湯治文化を発信しようと活動を開始。温泉好きの学生や社会人が暮らし、生活の中に温泉を取り入れるシェアハウスの運営(現在3か所)や、1人1人の体質に合った温泉と入浴法を伝えるカウンセリング、地域住民と交流を深めると同時に、腸を健康にする麹を使った調味料づくりなど、これまでとは違った形での湯治を発信している。

ずばり、菅野さんが目指しているのは、湯治を通して「心」「体」「社会」の3つを健康にすること。鉄輪の環境や人には、その力があるという。
いつも癒され、優しく包んでくれる温泉をいつか抱きしめたいっ!!
菅野さんの温泉愛は止まらない。

(製作:OBS大分放送 /川内 信江)

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