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「永遠のみどり」 原民喜 著 

広島で被爆した体験を詩や小説にした原民喜の自伝的短編小説です
広島に原子爆弾が落とされてから5年余りが経ち、
主人公はペンクラブの会合のため久しぶりに広島を訪れます。
原民喜はこの作品を最後に、自ら命を絶ちます。
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【原民喜を朗読しようと思った理由について】
プーチン大統領はウクライナ侵攻で、核兵器の脅威をちらつかせ、
それを受け日本でも「核シェアリング」を唱える政治家がいました。
私は被爆地長崎の出身ですが、核兵器は「絶対悪」であり、
核兵器の所持や利用は議論する余地すらないと考えます。
ダメなものはダメ。言論の自由は保障されていても、
ヘイトスピーチは許されないことと同じです。
ですが日本でも「是非はともかく議論はOK」という声も多いようです。
世界で唯一の戦争被爆国である日本ですら、被爆の実相が理解されていない
ことがその背景にあると思います。
忘れてはならない記憶がある。どうすれば、語り継ぐことができるのか。
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原民喜の原爆小説は「夏の花」が代表作と言われています。
4月16日・4月23日・4月30日・5月7日放送 担当:坂田周大

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