泣き虫力士 わんぱく横綱を目指せ
鹿児島県志布志市有明町伊﨑田は農業が盛んなまち。地区唯一の小学校、伊﨑田小学校の校庭には相撲場がある。
ここで練習するのが「伊﨑田相撲クラブ」だ。地区の奉納相撲は100年以上の歴史があり、志布志市は千代丸関を輩出するほど相撲が盛ん。ただ昔は多かった相撲クラブも今は大隅半島でみても伊﨑田のみだ。
メンバーのひとり、菅間奏心くん(12)は小学6年生。身長167cm、体重は日々成長中で、最近2kg太り104kgを超える。小学生の体操着は入らず、特別に4L中学生用を着ている。
巨漢をいかした押し相撲で今年の九州大会個人戦で初優勝。今年は無敗で、小学生相撲の全国大会を全て優勝することが目標だ。
小学校では放送委員をしているが、実は人と話すのは苦手で、練習は辛くて毎回泣いている。「押せ!押し切れ」、「我慢だ、我慢」と吉元優成監督(30)のゲキがとぶ。まわりに支えられながら日本一を目指す泣き虫相撲少年の姿を追う。
(制作:MBC南日本放送 /中靍 崇大)
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