福岡市中央区の西公園を管理している福岡県は、展望台の設置や飲食店の誘致など再整備を進めています。その一方で公園内にある神社は、ある被害に頭を悩ませています。
◆さくらの名所100選にも
福岡市のほぼ中央に位置する西公園です。敷地面積は約17万平方メートルで、市内や博多湾を一望できる公園として1881年に整備されました。「さくらの名所100選」に選ばれ春には多くの花見客でにぎわい、秋には紅葉も楽しめます。しかし、園内の遊具の一部が老朽化のため利用できなくなっているほか、樹木が大きく伸び、見通しが悪くなったことなどから近年は利用者が減っています。
◆大型の遊具を配置
福岡県がおととし発表した西公園の再整備計画のイメージです。来年度をめどに大型の遊具のある「森の遊び広場」や「ドッグラン」を整備。一部の樹木をせんていして夜間のライトアップするほか、飲食店の誘致を進める方針です。
今月10日には西公園のランドマークとなる360度見渡せる展望施設の設計を行う事業者を選定し、新たにイメージ図を発表しました。
◆シロアリ被害が発覚
生まれ変わろうとしている市民の憩いの場、その公園の山頂付近にあるのが光雲神社です。この神社には福岡の礎を築いた軍師・黒田官兵衛と福岡藩の初代藩主黒田長政がまつられています。社殿は福岡大空襲で焼失しましたが、財界や市民の寄付で1966年に再建されました。今年は黒田長政の没後400年にあたることから銅板屋根のふき替え工事を実施することになりました。ところがシロアリ被害が発覚。社殿の棟木や棟桁などが侵食されていて、放置すれば倒壊のおそれもあったそうです。
◆追加の修繕費用は数百万円
黒田長政の命日である8月4日には慰霊祭、そして10月には没後400年祭が開催される予定で、何とかそれまでに工事を間に合わせたい考えです。追加の修繕費用は数百万円にのぼる見込みで、光雲神社は「屋根の銅板に願い事を書いて奉納する形で寄付を募りたい」と話しています。
◆さくらの名所100選にも
福岡市のほぼ中央に位置する西公園です。敷地面積は約17万平方メートルで、市内や博多湾を一望できる公園として1881年に整備されました。「さくらの名所100選」に選ばれ春には多くの花見客でにぎわい、秋には紅葉も楽しめます。しかし、園内の遊具の一部が老朽化のため利用できなくなっているほか、樹木が大きく伸び、見通しが悪くなったことなどから近年は利用者が減っています。
◆大型の遊具を配置
福岡県がおととし発表した西公園の再整備計画のイメージです。来年度をめどに大型の遊具のある「森の遊び広場」や「ドッグラン」を整備。一部の樹木をせんていして夜間のライトアップするほか、飲食店の誘致を進める方針です。
今月10日には西公園のランドマークとなる360度見渡せる展望施設の設計を行う事業者を選定し、新たにイメージ図を発表しました。
◆シロアリ被害が発覚
生まれ変わろうとしている市民の憩いの場、その公園の山頂付近にあるのが光雲神社です。この神社には福岡の礎を築いた軍師・黒田官兵衛と福岡藩の初代藩主黒田長政がまつられています。社殿は福岡大空襲で焼失しましたが、財界や市民の寄付で1966年に再建されました。今年は黒田長政の没後400年にあたることから銅板屋根のふき替え工事を実施することになりました。ところがシロアリ被害が発覚。社殿の棟木や棟桁などが侵食されていて、放置すれば倒壊のおそれもあったそうです。
◆追加の修繕費用は数百万円
黒田長政の命日である8月4日には慰霊祭、そして10月には没後400年祭が開催される予定で、何とかそれまでに工事を間に合わせたい考えです。追加の修繕費用は数百万円にのぼる見込みで、光雲神社は「屋根の銅板に願い事を書いて奉納する形で寄付を募りたい」と話しています。
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