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都市部の暗闇に浮かぶ“光の乱舞”大学キャンパスにホタルの淡い光

初夏の風物詩、ホタルの観賞会が25日、福岡市東区の九州産業大学で開かれました。都市部では珍しいホタルの光に地元の子供たちも興味津々の様子でした。


◆自然と生き物が共生するキャンパス
辺りが暗くなり始めた午後7時すぎ、キャンパス内に家族連れや、学生たちが集まってきました。そのお目当ては、黄緑色の淡い光を点滅させる初夏の風物詩・ホタルです。

親子「あの辺にいたよ!」「初めて見たね、本当にいると思ってなかった」

大学が地元の住民などを招いて開いたホタルの観賞会。新型コロナの影響で、4年ぶりの開催となりました。九州産業大学は自然と生き物が共生するキャンパスを目指して、2017年に庭園を整備し、翌年から毎年ホタルの幼虫を放流しています。今年も3月に約600匹を地元の子供たちと一緒に川に放ちました。今月に入り10匹ほどが羽化してキャンパス内を飛んでいます。


◆住民が驚く「都会にホタル」
都市部では珍しいホタルの姿を見ようと、家族連れや学生などこれまでで最も多い約500人が訪れ、ホタルの淡い光に見入っていました。

参加者「都会の中でもホタルがいるんだよと見せられてよかった」
学生「環境を整えるのが大変そうでよくおもついたなって」

九州産業大学施設課・溝口洋二課長「地域の方がこれだけ喜んでくれるというのが嬉しかった。いずれは自然に毎年飛ぶように周りの方と環境をつくっていけたら」

九州産業大学は、いずれはホタルがこの場所に定着してくれることを願っています。

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