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熱中症注意!! エアコン・扇風機の火災事故を防ぐ調整法!

最近の暑さで使いだす方も多いエアコンや扇風機。
実は火災事故の原因となっていることも少なくありません。
製品評価技価基盤機構・NITE(ナイト)に通知された2018年から2022年までの5年間で起きたエアコンと扇風機の事故件数の推移は、6月から8月にかけて増えてきます。
エアコンでは5年間で343件、扇風機では66件、合計で409件の事故が起きています。そのうち383件は火災が発生。死者11名、重軽傷者は44名と大きな被害も出ています。

火災に注意!気を付けなければならない2つの発火原因

夏に欠かせないエアコンですが、使い方を誤ると炎が激しく噴き出すことがあります。
この原因の1つが電源コードの継ぎ足し。
コンセントまでの距離や室外機までの距離が遠いからと自分でコードを継ぎ足して延長してしまうと、そこが発火点となり、火災につながります。エアコンは大きな電力を使うので電源コードに負荷がかかりやすいのです。
2つ目の原因はエアコンの内部洗浄です。
エアコンを使い始めるこの時期、事前に内部洗浄を行う方も多いと思いますが、その洗浄液が内部にある電気部品に付着したまま使用してしまうと…ショートして発火!火災につながります。

火災原因はエアコンだけではなく扇風機の場合もあります。かなり使い込まれた扇風機の内部は長年の埃で汚れた状態のものもあるでしょう。このような場合、埃に引火して、火が出ることがあります。
首振り機能がある扇風機は、首振りにより内部のコードが劣化し断線することでスパークが発生。火災につながります。
JIS規格による標準仕様期間は扇風機でおよそ7年となっていますので、長年使っている扇風機は要注意です。

標準使用期間を目安に買い替えを検討


夏に活躍するエアコンと扇風機ですが、使い方や使用期間を確認して火災を未然に防ぐことが重要。
火災を未然に防ぐため、エアコンの電源コードを自分で延長したり、たこ足配線にするのは危険ですので控えましょう。
大きな電力を使うので、埃などが溜まっていると発火原因になる可能性があります。
引っ越しなどでコンセントの位置が変わり、コードの長さが足りない時は専門業者にお願いして延長しましょう。試運転をする際にエアコンの室内機から水滴が落ちてくるのは故障の可能性があるので業者に点検を依頼しましょう。
扇風機はモーターが高温になったり、本体に異音や振動がある場合は使用を中止しましょう。
JIS規格で規定された安全上支障なく使える標準使用期間はエアコンで10年、扇風機で7年~10年なので、この期間を目安に買い替えを推奨しています。
新しい製品でも問題がある製品の場合に火災の可能性があります。ご自分の使用されているエアコンや扇風機がリコール商品でないかどうかも確認することも大切ですね。

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