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財津和夫、小田和正とユーミンとのコラボレーション曲制作の裏話を明かす

TULIP・財津和夫が、時には自嘲気味に過去の裏話を喋る『グランドメゾン プレゼンツ 財津和夫 虹の向こう側』。今回は、先日逝去した坂本龍一の話から、小田和正とユーミンとのコラボ曲制作の逸話などをお話しします。

財津の痕跡はどこに?

今年3月に71歳で亡くなられた坂本龍一氏。
財津が坂本龍一を一番身近に感じるのは、映画「ラストエンペラー」の音楽。映画自体も中国最後の皇帝の話であり、曲を日本人である坂本が作ったという事で、東洋的で身近な感じがするからずっと聴いていた、と。やはり大の映画好きの財津らしい感想だ。
坂本の手がけた映画音楽では「戦場のメリー・クリスマス」も映画そのもの以上に(?) 知られているが、先日6月2日に公開が始まった映画「怪物」でも、坂本龍一が音楽を担当している。
財津と坂本との直接の親交はあまりないが、小田和正・松任谷由実・財津和夫の3人で共同制作した曲「今だから」のアレンジを坂本が担当している、という縁があるらしい。
今日の一曲は、その「今だから」。あのYMOは解散した後だが、アップテンポでテクノポップな感じのアレンジが坂本らしい。1985年(昭和60年)に国立競技場で行われた大規模なジョイントコンサートのために作られたコラボレーション曲だが、制作過程では財津自身はほとんど加わっていないという裏エピソード(?) を過去にも何度か漏らしている。今回も、番組の中で「(曲の制作過程で)僕の提案はことごとく退けられて、ユーミンと小田さんがふたりで作ってた。僕はスタジオの片隅でお菓子食べながら、出来上がるのを待っていたような・・・僕の仕事の痕跡はどこにもないです(苦笑)。あるとすれば『頑張ろうね』とみんなに言った事かな」

詞と文章の違いとは

今年4月にメジャーデビューしたばかりのバンド「GOODBYE APRIL」のボーカル・倉品翔から番組宛てに感謝のメッセージを頂いた。インディーズ時代のGOODBYE APRILのアルバム「個人旅行」(2018年発表)に財津がコメントを寄せている事を、リスナーのお便りを基にお話しした事へのお礼のようだ。
倉品からのメッセージを読み終えた財津は開口一番「ちゃんとした人ですね。好青年じゃないですか。何歳かは知らないけど、まだ若いのにこんな(きちんとした)文章書けるんですよ。(若い頃の)僕には絶対無理でしたね」
武田アナが「本当ですか、(財津さん)素敵な詞は何作品も書いていらっしゃるのに」と尋ねると
「詞を書くことと文章を書くこととは全く違うし、詞はちゃんとしてればしているほどつまんない。『なにこれ、助詞間違ってるんじゃない』と言われるぐらいの方が、フックがあって面白いでしょ。何でもありですよ、だけど文章はちゃんとしなきゃいけない、間違っちゃいけない」
武田アナ、「詞と文章は違うんですねぇ」とビックリしたところで今週は時間となりました。

次回の放送6月11日も、通常通り18時15分(午後6時15分)からの予定ですが、野球中継が延びた場合は放送時間が変わる(繰り下がる)場合があります。
年上の女性の魅力について、財津の恋愛論がまた披露(?) されます。

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