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福岡地裁が「虹色」の靴下や腕時計を“排除要求”―同性婚をめぐる訴訟の判決日

福岡地裁が「違憲状態」と判断した同性婚をめぐる裁判で、今月8日の判決当日に福岡地裁が多様性を象徴する“虹色”の服飾品を法廷内で着用しないよう原告側などに求めていたことがわかりました。

“虹色”を隠して傍聴した支援者も


原告側の弁護団などによりますと、今月8日の同性婚訴訟の判決言い渡し前、福岡地裁が多様性を象徴する「虹色」の服飾品を法廷内で着用しないよう原告側と傍聴する支援者に求めました。この要求を受け原告側と裁判を傍聴した支援者は、「虹色」の腕時計や靴下を外したり隠したりするなどしたということです。傍聴できなかった人はいませんでした。
 

法廷警察権で「裁判長の指示」


初弁論から判決まで計12回の審理が開かれましたが、「虹色」の服飾品を着用しないよう求められたのは判決当日のみだったということです。原告側の弁護団が「見えないところまで制限されるのは過剰でやり過ぎだ」と主張する一方で、福岡地裁は「法廷警察権に基づき裁判長の指示により着用が許されていなかった」などとコメントしています。

名古屋地裁も「気をつけるように」


全国5つの地裁で争われた同性婚訴訟では、先月判決が言い渡された名古屋地裁でも「虹色」の服飾品の法廷内での着用について原告側などに気をつけるよう伝えられたということです。

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