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岸田総理が土石流発生し1人が亡くなった被災地を視察 激甚災害の指定を急ぐ考え示す 福岡

岸田総理は27日、今月10日の大雨で大きな被害が出た福岡県久留米市を視察しました。視察の中で総理は、激甚災害指定を急ぐ考えを示しました。


◆約3700の住宅が損壊あるいは浸水 住民が支援要望
岸田総理は27日午前、今月10日の大雨で土石流が発生し1人が亡くなった久留米市田主丸町竹野地区を視察しました。今回の大雨の影響で約3700の住宅が損壊、あるいは浸水したと推計されています。竹野地区は特に被害が大きく道路が復旧していないほかいまも片付けに追われる住民も多く、被災者も直接、総理に復旧への支援を要望しました。

被災者
「家までは入れるように土砂を撤去してほしい」
「これからのことを考えるとどこに住んだら良いのか怖い」
「家はあるけどまた同じようなことが起きるのではないかと不安」


◆総理「スピード感もって取り組ませる」
岸田文雄総理
「予防とか減災に向けて、より手厚くやっていかないと従来の感覚でいくとまたいつっていう不安につながってしまうのでそういった観点もしっかりと上乗せして対応しなきゃいけないと思いますし。激甚災害指定、土木と農業と両方で、そして手続きを早くやらなきゃけない。スピード感をもって取り組ませます」

総理は住民に対して激甚災害の指定を急ぐ考えを示しました。総理は久留米市にある筑後川の排水設備も視察し、筑後川流域で降った雨の量や排水機能を増強したことなどについて説明を受けました。

九州地方整備局の担当者
「2018年の雨と今回を比べると1.5倍の12時間雨量を観測しています」

岸田文雄総理「今年もまだ災害のシーズンが続きますので、ぜひ緊張感もってよろしくお願いします」

また午後には、河野デジタル大臣とともに福岡市中央区にあるスタートアップ企業の支援施設を訪問しました。高島市長から福岡市が現在導入しているデジタルシステムの説明を受けた後、総理自ら、オンラインでの住民票の手続きを体験しました。

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