PageTopButton

「企業でいうと経営破綻しかねない」 識者から厳しい声 北九州市は変われるか

民間の視点を入れて行財政改革を進めようという北九州市の市政変革推進会議が開かれました。

初開催の「北九州市政変革推進会議」


8月3日に初めて開催された「北九州市政変革推進会議」には、武内和久市長など市の幹部のほか民間企業や有識者など15人が参加しました。この会議は、民間の視点を入れることで限られた財源を効率的に使い、新しい街作りの原資を作ろうと武内市長の主導で開催されたものです。

北九州市武内和久市長
「場の力、人の力、企業の力、市政変革は避けて通れない」

毎年30億円の「貯金」切り崩す見通し


北九州市は人口減少や経済の停滞で税収が減る一方、公共施設の老朽化対策などの課題を抱え、市の貯金にあたる財源調整用基金を毎年30億円ほど切り崩していく見通しとなっています。参加した民間サイドからは「企業でいう経営破綻にあたる財政再生団体になりかねないと危機感を覚えた」など厳しい意見が相次ぎました。この会議は、あと3回開催され2023年度中に具体的な実施方針を示す予定です。

この記事はいかがでしたか?
リアクションで支援しよう