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ビッグモーター「関与していない」→「除草剤を使った店長がいる」に変遷、近隣の166倍の“除草剤成分”グリホサートを検出

中古車販売大手ビッグモーター前の街路樹が相次いで枯れている問題で、福岡県古賀市は4日、古賀店前の土壌から近隣と比べて最大で166倍の高濃度の除草剤成分が検出されたと発表しました。

近隣と比べて166倍のグリホサートを検出

古賀市は先月8日にビッグモーターの店舗周辺の植樹帯から土壌を採取し、検査していました。その結果、古賀店前の植樹帯から1キログラムあたり最大で2万マイクログラム(マイクログラムは100万分の1グラム)の除草剤の成分である「グリホサート」が検出されたということです。隣接するほかの店舗の植樹帯からは1キログラムあたり120~160マイクログラムが検出されており、ビッグモーター前は最大で166倍となる計算です。
 

当初は「関与していない」→「除草剤を使った店長がいる」

先月7日に古賀市がビッグモーターにヒアリングした際、店側は「担当者が退職や異動していてわからないが、関与はしていない」と述べ、除草剤の散布を否定。しかし、先月22日になって「2021年から月に1回以上、店の南側で除草剤を使ったと述べた店長経験者がいる」と文書で回答したということです。古賀市の田辺一城市長はRKBの取材に対し「市の所有する土地に除草剤がまかれたことは遺憾に思う。許されるものではない」とコメントしています。古賀市は被害届の提出に向けて警察と協議することにしています。

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