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【速報】「工藤会をなくすつもりはない」特定危険指定暴力団ナンバー2 福岡高裁の被告人質問で述べる

市民を標的とした4つの襲撃事件に関与したとして、1審で無期懲役の判決を受けた特定危険指定暴力団・工藤会ナンバー2の被告人質問が27日午前10時、福岡高裁で始まり、弁護側質問に対して「しかるべき人間に譲りたい。工藤会をなくすつもりはありません」と述べました。

市民を標的にした襲撃事件で

 

福岡高裁に姿を現したのは、特定危険指定暴力団・工藤会の会長(ナンバー2の役職)、田上不美夫被告です。田上被告は2012年に福岡県警の元警部が襲撃された事件など市民を標的とした4つの事件に関与したとされています。
弁護側から「4件について関与はありますか」と聞かれた田上被告は、「はい、あります。看護師事件と歯科医師事件です」「傷つけるように指示しました」と答えましたが、ほかの2事件については「関与しておりません」と述べました。

控訴審では「犯行を指示」に一転

 

1審の福岡地裁で田上被告は全面的に無罪を主張しましたが、無期懲役の判決が言い渡され、控訴審では4つのうち2つの事件について犯行を指示したことを認める主張に転じています。

「工藤会をしかるべき人間に譲りたい」

 

また、田上被告は工藤会について、「しかるべき人間に譲りたい。工藤会をなくすつもりはありません」と述べました。午後からは、同じ罪に問われ1審で死刑判決を受けた工藤会のトップ、総裁・野村悟被告の被告人質問が行われる予定です。

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