福岡県内でここ数年ブームとなっている「非豚骨ラーメン」。福岡市民・北九州市民各300人におすすめのラーメン店を聞き込んで、非豚骨ラーメン店ベスト5を予想する人気企画の第2弾です。
福岡市はFUJIWARAの”フジモン”こと藤本敏史と中上真亜子が、北九州市はチュートリアルの徳井義実とLinQの髙木悠未がそれぞれ担当。個性豊かなラーメンの数々を楽しんできました!
※第1弾で登場したラーメン店は「殿堂入り」のため、今回はランク外
福岡市の人気ラーメン店ランキング
第5位「味噌蔵 ふくべえ」(中央区大名)
営業中は常に満席の「ふくべえ」のイチオシは、野菜をたっぷり食べられる「熱旨野菜の味噌ラーメン」(890円)。北海道・仙台・福岡の、3種類の味噌をブレンドしたコクのあるスープが、札幌から仕入れる極上の中太卵ちぢれ麺によく絡みます。
さらに、自慢の味噌ダレで食べる大ぶりの「餃子」(4個・400円)も絶品です。
<同率>第3位「麺屋 波のおと」(博多区上牟田)
鶏ガラと魚介系のブレンドスープに4種類の塩で味を決めるこだわりの「塩らーめん」(800円)。特製の平打ち麺と黄金の塩スープが絶品です。
<同率>第3位「博多 担々麺 とり田」(中央区天神)
福岡PARCOの地下にある担々麺専門店。「博多水炊き とり田」の系列というだけあり、九州産の丸鶏を約6時間炊き上げた自慢の水炊きスープを使用しているのがポイントです。そこに、厳選した数種類の唐辛子や薬味を合わせた自家製ラー油と練りゴマをブレンド。中太ちぢれ麺、鶏そぼろ、ネギをたっぷりのせて山椒をきかせたら……
「特製博多担々麺」(980円)の完成です。「最後まで飲み干せるようなスープを目指しました。数種類の唐辛子で作る自家製ラー油は漢方の役目もあります」と、店長の横手大祐さんが教えてくれました。
第2位「らぁ麺 なお人」(中央区渡辺通)
営業中に売り切れることもある「特製 高級のどぐろ らぁ麺」(1,300円)は、高級魚・のどぐろで出汁をとった贅沢な一杯。京都の老舗乾物店から仕入れたのどぐろの煮干しを寸胴いっぱいに入れ、12時間かけて旨みを抽出し、関東醤油とのどぐろの香味油を合わせて仕上げています。
舌触りの良い麺は、全粒粉を練り込んだ特注の細麺を使用。さらに、チャーシューは低温調理したスペイン産の豚肩ロース肉を使うというこだわりぶりにも注目です。
第1位「麺や兼虎 天神本店」(中央区渡辺通)
14時過ぎまで行列が絶えない超人気店。鶏ガラ・香味野菜・魚介・豚骨などを約7時間炊き上げて旨みを抽出した濃厚スープに、煮干しとカツオの魚粉をたっぷり加えたら、兼虎流・特濃スープの完成です。麺は、モチモチの太麺を冷水でしめることで、強いコシが楽しめるように仕上げています。
人気は「SP(スペシャル)極濃つけ麺(1,500円)」。とろみのあるクリーミーなスープに、歯切れの良い麺がぴったりです。
ひときわ存在感を放つ巨大チャーシューも人気のひとつ。炭火で丁寧に炙ったチャーシューは驚くほど口溶けが良く、スープや麺との相性も抜群です。
<番外編>「とら食堂 福岡分店」(中央区六本松)
初代店主の竹井寅次さんが、昭和44年に福島県白河市で創業したのが始まり。福岡は暖簾分けの店舗です。
鶏ガラや丸鶏、豚骨をじっくり弱火で炊き込んだ黄金色の清湯(ちんたん)スープ、手打ちの多加水ちぢれ麺、七輪の炭火で蒸し焼きにしたチャーシューがたまらない「手打中華そば」(850円※写真は麺少なめ750円)は、思わず「懐かしい」と口からこぼれてしまいそうな味わいです。
北九州市の人気ラーメン店ランキング
第5位「麺屋新月」(八幡東区川淵町)
名物は、豚骨スープに鯖節やカツオ節などの魚介スープをブレンドした濃厚なつけ麺。この味に惚れ込み、毎週のように通う常連客もいます。
温かいスープと冷たいスープから選べる「つけめん並1.5玉」(900円)は、魚粉の良い香りが食欲をそそる一杯です。
第4位「蘭州」(小倉北区古船場町)
13種類の薬膳をブレンドした中国発祥の「薬膳らーめん」(700円)は、唯一無二の味わいです。
<同率>第2位「ろくの家 大黒店」(小倉北区魚町)
北海道産の味噌を数種類ブレンドして作る濃厚スープとチャンポン風の麺に、ぷりぷりのモツをトッピングしたボリューム満点の「牛もつ味噌煮込みラーメン」(863円)。モツの風味がスープに溶け込み、深みのある味わいに仕上がっています。
また、「ろくの家」は自社の製麺工場があるため、替え玉が10円とリーズナブルに味わえることでも人気を集めています。
<同率>第2位「つけ麺専門店 二代目YUTAKA」(小倉北区魚町)
山口・宇部に本店を構えるYUTAKAの看板メニューは、全粒粉入りのもっちりとした太麺に魚介出汁がきいた「つけ麺(並盛)」(1,000円)。思わず「うまい!」と唸る、滋味深い一杯です。
第1位「らーめん志士」(戸畑区中原西)
営業は午前11時から午後3時までのわずか4時間のみという、行列必至の人気店。鶏ガラや野菜、豚骨をじっくり6時間煮込んだこだわりのスープは、あっさりしていながらも深みのある醤油ベースです。白濁豚骨が多い戸畑エリアでも受け入れられるよう、麺は地元の製麺所から特注で仕入れるストレートの細麺を使用しています。
人気ナンバーワンは「志士醤油らーめん(黒志士)」(780円)。優しい味わいのスープと細麺は相性ばっちりで、箸が止まらない美味しさです。
<番外編>「さるたひこ」(小倉北区京町)
名物は汁なしの「鶏まぜそば(太麺)」(940円)。鶏ミンチに鶏節、海苔が入った独創的な一杯は、自家製太麺のモチモチ食感がクセになりそう! 泡だて器で仕上げたクリーミーなスープが楽しめる「カプチーノ仕立てのふわふわ鶏そば」(920円)も、おすすめです。
<番外編>「牛骨らぁめん 麺や」(小倉北区魚町)
魚町銀天街の地下にある、知る人ぞ知る隠れた人気店。大将の山本陽平さんが焼肉店で働いていた経験を活かし、独学で作り上げたのが、3日かけて牛テールを煮込む牛骨ラーメンです。
透き通ったスープに思わずうっとりする「牛テールらぁ麺」(800円)。ほろほろに煮込まれた牛テールと極細麺のコンビネーションは、クセになりそうです。
まだまだ冷めない「非豚骨ラーメン」ブーム。あなたの好きなお店はランクインしていましたか?
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