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秋なのに・・・緑が映える庭園や色鮮やかな魚が泳ぐ海 美しい自然の影で進む温暖化 カメラが捉えた30年の変化

記録的な高温となった今年の夏。秋になってもなかなか気温が下がらない日が続きました。自然界で進む「異変」は、木々の色づきや海を泳ぐ魚たちにもあらわれています。この30年に起きた変化をカメラが捉えていました。

100年で1.63℃上昇した東シナ海北部

気象庁によると、玄界灘を含む東シナ海北部は冬場の海面水温の上昇が特に大きく、この100年で1.63℃上昇しています。

 


RKB今林隆史記者
「11月末の玄界灘ですが、水温は20℃を超えています。寒さはそれほど感じません」

海の異変は普段目に見えない 気づいた時には深刻

 

宗像市で開かれた環境問題に関する会議に出席した浪口さんは変わりゆく海についてこう話します。

 

 

ダイバー 浪口知記さん
「海の問題というのは、体でいう“がん”のように目に見えない。なので、気付いた時には問題が深刻化しているんじゃないか」

緑が映える庭園や色とりどりの魚が泳ぐ海。一見美しく見える自然も温暖化による異変が進んでいることを静かに訴えかけています。

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この記事を書いたひと

今林隆史

1976年生まれ 福岡市出身 政治・経済などのニュース取材に加え、ドキュメンタリー番組の制作にも携わる。第58次南極観測隊に同行。JNNソウル特派員として韓国の大統領選挙(2022)などを取材。気象予報士・潜水士の資格を有し、環境問題や防災、水中考古学などをライフワークとして取材する。 番組「黒い樹氷~自然からの警告~」で科学技術映像祭 内閣総理大臣賞(2009)、「甦る元寇の船~神風の正体に迫る~」同映像祭 文部科学大臣賞(2013)など受賞。

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