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はぎれをつなぎ合わせたファブリックロープが困窮世帯の生活の糧に…子育て拠点「じじっか」が“しめ縄”を販売

毎週末、訪れた親子に食事を提供している福岡県久留米市の子育て拠点「じじっか」では、持続可能な運営に向けて、新たな取り組みを始めました。寄付という形で寄せられた善意を無駄にせず、自分たちで食材費を捻出しながら利用者の意識も変えていく仕組みです。

課題は食材の確保 リリボンマーケットの意義を知ってほしい

今は働けていない人も編むことができて、生活の一助にもなるリリボンマーケット。最近では、忙しくて編む時間が確保できない「じじっか」の仲間のために、別の利用者が「リリボン」を代わり編んであげるというケースも出てきています。人に優しく誰かを思いやる気持ちも一緒に編み込まれた「リリボン」の仕組み。現在、マーケットに並ぶ食材は、「じじっか」の活動に賛同する農家などからの寄付で賄っていますが、十分とは言えません。「じじっか」では個人だけでなく、企業にも協力を呼びかけています。

じじっか・樋口由恵さん「じじっかについて知って下さっている企業はまだ少なく、企業側に明確なメリットがあるわけでもないので、理解してもらうのが難しい。賞味期限がギリギリの食材は、お金をかけて廃棄しているという話を聞いたことがある。フードロス対策にもなると思うので、協力してくれる企業や団体を増やしていきたい」

問い合わせ先:
じじっか
0942-48-0908
umau.kurume@gmail.com

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