はぎれをつなぎ合わせたファブリックロープが困窮世帯の生活の糧に…子育て拠点「じじっか」が“しめ縄”を販売
毎週末、訪れた親子に食事を提供している福岡県久留米市の子育て拠点「じじっか」では、持続可能な運営に向けて、新たな取り組みを始めました。寄付という形で寄せられた善意を無駄にせず、自分たちで食材費を捻出しながら利用者の意識も変えていく仕組みです。
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持続可能な運営にするために編み始めた「リリボン」とは
そんな思いから「じじっか」では、10月から新しい取り組みを始めました。端切れをつなぎ合わせたファブリックロープの製作です。じじっかでは「リリボン」と呼んでいます。じじっかには、子供用から大人用までたくさんの衣類が寄付されていて、利用者は自由に持ち帰れます。この寄せられる衣類の中には、穴が開いていたり汚れていたりしてそのまま着ることが難しいものもあります。「リリボン」の材料となる端切れは、これらの着られない衣類を細長く裁断して作られています。
じじっかコミュニティマネージャー・樋口由恵さん(44)「そのままでは着られない衣服は、これまで活用策がありませんでした。リリボンは、『Re(再生された)Ribbon(リボン)』という意味。寄せられた善意を無駄にすることなく再生し、皆でつないでいきたい」
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