はぎれをつなぎ合わせたファブリックロープが困窮世帯の生活の糧に…子育て拠点「じじっか」が“しめ縄”を販売
毎週末、訪れた親子に食事を提供している福岡県久留米市の子育て拠点「じじっか」では、持続可能な運営に向けて、新たな取り組みを始めました。寄付という形で寄せられた善意を無駄にせず、自分たちで食材費を捻出しながら利用者の意識も変えていく仕組みです。
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編んだロープの長さに応じて食材などに交換「リリボンマーケット」
利用者が一本一本手作業で編み上げる「リリボン」、どのように活用するのでしょうか。利用者は、編み上げた「リリボン」のうち、毎月少なくとも5メートルをじじっかに寄付します。リリボンの寄付は、「じじっかで食事するための仕事」として、運営スタッフが利用者にお願いすることにしました。
持ち込んだリリボンは、「リリボンマーケット」で長さに応じて商品と交換できます。品揃えはその時々で変わりますが、例えば1メートルで500ml入りのペットボトル飲料や、カップ麺、2メートルで長ネギなどの野菜と交換できます。長さに応じて食材などと自由に交換できるしくみです。
リリボンを編んだ利用者「袋麺、カップ麺、ジュースに、野菜と交換しました。子供が5人いるので、食材はたくさんあればあるだけ助かります。じじっかに来て子供を遊ばせつつ、他のお母さんたちと話しながら編めるので、負担感はあまりないし、本当に助かりますね」
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