目次
佐賀にオープンしたのは「恩返し」
活字離れやネットショッピングなどの影響で全国的に進む書店の減少。最盛期140軒あった佐賀県内の書店は40軒以下にまで減少し、福岡県でも20年前に450軒あった書店が約200軒まで減っています。
こうした中、今村さんは、大阪で廃業危機に陥っていた町の書店を継承して再生させた経験があります。とはいえ、京都府出身で滋賀県在住の今村さんがなぜ佐賀で書店を開いたのでしょうか?
直木賞作家 今村翔吾さん
「元々は僕は佐賀でのデビューなんですよ。作家としての僕は佐賀の場所で生まれたので、何かこの縁に対して恩返ししたいなという思いはずっとあったので、チャンスを待っていました」
2016年に「九州さが大衆文学賞」を受賞し作家としての飛躍に繋がったことへの恩返しだと語る今村さん。九州との縁はそれだけではありません。
この記事はいかがでしたか?
リアクションで支援しよう
この記事を書いたひと
今林隆史
1976年生まれ 福岡市出身 政治・経済などのニュース取材に加え、ドキュメンタリー番組の制作にも携わる。第58次南極観測隊に同行。JNNソウル特派員として韓国の大統領選挙(2022)などを取材。気象予報士・潜水士の資格を有し、環境問題や防災、水中考古学などをライフワークとして取材する。 番組「黒い樹氷~自然からの警告~」で科学技術映像祭 内閣総理大臣賞(2009)、「甦る元寇の船~神風の正体に迫る~」同映像祭 文部科学大臣賞(2013)など受賞。