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約100メートルの水柱上がる…太平洋戦争中の機雷を海中で爆破処理

北九州市若松区の沖合では、太平洋戦争中にアメリカ軍が投下したとみられる機雷などが相次いで見つかっています。14日は、機雷と砲弾20発が海中で爆破処理されました。


◆約100メートルの水柱上がる…機雷の爆破処理
「3・2・1発射!ドーン」

機雷の爆破処理は14日、北九州市若松区の沖合で行われ、およそ100メートルの水柱があがりました。爆破処理されたのは、長さ2メートル、直径60センチの機雷で、洋上風力発電の建設工事に向けた海底調査で発見されました。午前には砲弾19発、そのほか今年9月にも機雷の爆破処理が行われています。


◆太平洋戦争中、海上ルート封鎖作戦のために投下された機雷
RKB下濱美有「この海域周辺では推定で2000発の爆発物が沈んでいるということです」

海上自衛隊によりますとこれらの機雷や砲弾は海上交通の重要ルートだった関門海峡を封鎖して日本を追い詰めるため、太平洋戦争中にアメリカ軍が投下したものだということです。

海上自衛隊下関基地隊伊藤晃第43掃海隊司令「戦争の傷跡が何年経ってもこうやって残っている。完全になかなか処理しきれるものではないといういことを、この海域で実感しております」

洋上風力発電の建設工事への海底調査で見つかった爆発物については、14日ですべて処理が終わったということです。

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