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「受験生を痴漢被害にあわせない!」 博多駅長の決意 バックヤードで始まる駅の安全

九州で最も利用者が多いJR九州の博多駅。駅の裏側、バックヤードでは、人の流れを把握し「安全に」「より快適に」と奮闘する駅員たちの姿があります。巨大ターミナル駅の駅長に密着しました。

JR九州16代目の博多駅長


福岡市博多区の櫛田神社。今年は多くの参拝客が訪れていました。JR九州の鐘ヶ江理恵博多駅長(49)です。

鐘ヶ江理恵駅長
「今年の増収と同時にお客さまにより快適にご利用いただけるように頑張りますということで。5類になってからの平年化なので、より気合いをいれてと思っております」

JR九州の博多駅長としては16代目となる鐘ヶ江さん。駅長になって2年半になります。去年5月にコロナが5類となり、社会活動が再開される中、JR九州の鉄道収入は、コロナ前の93%にまで回復しています。鉄道事業は安全が第一。博多駅ではどのように取り組まれているのかみせてもらいました。
 

これが博多駅のバックヤード


ここからがバックヤードです。コロナ禍のうちに、JR九州の体制も効率的なシステムが取り入れられていました。

駅員のアナウンス
「普通列車二日市行き、6両編成で到着いたします」

1番から8番までのすべてのホームの様子をモニターで確認できます。

鐘ヶ江理恵駅長
「おととしの3月までホームにひとりひとり配置していたんですけど、それをここで一括で。でも彼等は集中してやっているので、たとえばホームで具合の悪いお客様がいるとすぐ気付きます」

駅員
「列車を管理しております。いまちょっと人身事故があって遅れているので、番線を変えて乗務員の回しがいるかどうか確認しています」

駅員のアナウンス
「11時28分新飯塚行き、8番乗り場にお越し下さい」
 

人の流れが見える「情報室」


こちらは情報室。駅構内に設置されたカメラで人の流れをみています。

鐘ヶ江理恵駅長
「すべての博多駅の情報が集まっています。ここですべてを判断して指示を出します」

長い行列ができたり、人が密集したりしないように、情報を流して誘導します。

駅員のアナウンス
「お客様にご案内いたします。インターネット列車予約の切符のお受け取り、またはクレジットカードによる切符のご購入とお客様、ただいま向かい側北口改札横、みどりの券売機、待ち時間大変少なくご利用可能です」

列車事故が起きた際のダイヤの変更や、介助が必要な人への対応も、この情報室から指示を出します。

情報室から介助の連絡が入りました。

駅員のやりとり
「駅内通番22番、11時51分発4628H、8番乗り場。新飯塚まで手動の車イス乗車案内となります、どうぞ」
 

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