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チーム優勝の2時間後に“被災”故郷への思いを胸に…トヨタ自動車の畔上和弥選手「勇気を与えられるような走りができれば」【別府大分毎日マラソン】

2月4日に開催される、別府大分毎日マラソン。新潟県出身の27歳のランナーが、能登半島地震で被災したふるさとへの思いを胸に挑みます。

豪雪地帯出身、クロスカントリーで全国制覇も

 

元日のニューイヤー駅伝を制したトヨタ自動車から、招待選手として出場する畔上和弥選手。マラソンではこれまで「入賞」を3度経験し、10月にはパリオリンピック代表を決める選考レースにも出場。年々、着実に力をつけています。豪雪地帯の新潟県妙高市出身で、スキーのクロスカントリーでは中学時代に全国制覇を成し遂げました。

 

 

畔上選手「気象条件とか厳しい中でやる種目だったと思っていたので、そういう意味ではその競技をやっていた経験というのが、マラソンに取り組む上で気持ち的にも肉体的にも力になっているのかなと思います」

ふるさとは能登半島地震で被災「勇気を与えられるような走り」

 

生まれ育ったふるさとは、能登半島地震で被災しました。出身地の妙高市は、最大で震度5強を観測。ニューイヤー駅伝でチームが優勝を果たした、わずか2時間後のことでした。

 

 

畔上選手「ニューイヤー駅伝が終わって、その後新潟の実家に帰る予定だったんですけど、新幹線とかも止まってしまって帰れなくて、急遽高崎に泊まって…」

畔上選手の実家は被害を免れましたが、被災地はいまも厳しい状況に置かれています。この大会では順位や記録で結果を残すことはもちろん、テレビを通して頑張る姿を見てもらうことも目標のひとつです。

 

 

畔上選手「厳しい状況の中でいまも生活している方がたくさんいると思うので。少しでも、そういう方々に勇気や感動を与えられるような走りができればと思っています」

 

 

ふるさとへの思いを胸に畔上選手は挑みます。

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