15日に行われたパリオリンピック・男子マラソンの選考レース、「マラソン・グランド・チャンピオンシップ」(MGC)でで、九電工(本社・福岡市)の赤崎暁選手が2位に入り、パリオリンピック内定を決めました。
雨の中で序盤から川内が独走
2位以内でパリオリンピック出場が内定するこのレース。日本男子のトップランナー61人が集結しました。気温14度、冷たく激しい雨が降る中、午前8時にスタートしたレースは序盤、130回目のマラソンとなる川内優輝がいきなり飛び出し、そのまま30キロ以上独走状態が続きます。
2位争いはトラック勝負までもつれ
しかしその後、レースが大きく動きます。
実況「先頭を走り続けてきた川内優輝の姿を、2位集団が捉えます!」
7人となったトップ集団を、一時は九電工の堀尾が先頭で引っ張るも、39キロ過ぎにホンダの小山が抜け出し、2位争いは九電工の赤崎、前日本記録保持者の大迫、そして川内の3人となります。赤崎を大迫が追いかける激しいデッドヒートは、トラック勝負にまでもつれこみます。
「陸上人生最大の目標」だった五輪の日本代表
レースはそのままホンダの小山がトップでフィニッシュ。もう1枚の切符は、粘りの走りを見せた赤崎が2位を守り切り、パリオリンピック出場を決めました。
赤崎選手「陸上人生最大の目標が日本代表になることだった。まさかオリンピックでこんなに早く代表になれると思ってなかったので、気持ちが爆発してしまいました
一夜明け、赤崎選手は、自身も働く九電工本社で石橋社長や職場の同僚に喜びの報告をしました。
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