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元祖「山の神」が後継者を育成 順天堂大学のコーチに今井正人さん就任へ トヨタ自動車九州陸上部のコーチも兼任

箱根駅伝で、元祖「山の神」と呼ばれた、トヨタ自動車九州の今井正人さんが、母校の順天堂大学陸上部のコーチに就任することになった。


今井さんは2年生の2005年から、箱根駅伝で山上りの5区を担当し、3年連続区間賞を獲得。
2007年にはチームの優勝に貢献した。

 


卒業後は福岡県のトヨタ自動車九州に進みチームの中心選手として活躍した。
現役時代の目標は「日の丸をつけてマラソンを走ること」だったが、禍事続きだった。
2015年には東京マラソンで当時日本歴代6位となる2時間7分39秒を出し、念願の世界陸上代表に選ばれたが、髄膜炎にかかり欠場を余儀なくされた。


オリンピック出場を目指して去年10月のMGC(マラソン・グランド・チャンピオンシップ)にも出場したが、直前のケガの影響で途中棄権となり夢は叶わず、先月25日のクロカン日本選手権を最後に24年間の現役生活にピリオドを打った。


来月1日から母校の順天堂大学に出向し、非常勤講師として陸上部のコーチに就任する。
今井さんは「世界で闘える選手育成を目指すと共に、一人の人間として成長するサポートに全力を尽くします」とコメント。
元祖「山の神」の指導で、箱根の山を力強く駆け上がる「山の神」が順天堂大に再び誕生するかも注目される。


なお今井さんは、トヨタ自動車九州陸上部のコーチも兼任する。

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