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若い世代に知ってほしい 自分のからだに向き合う「プレコンセプションケア」

将来、子供を持つことを考えている人をはじめ女性やカップルに健康管理を促す取組、「プレコンセプションケア」を国や自治体が推奨しています。中にはその取り組みの一つとして、検査費用の一部を助成している自治体もあります。

痩せ過ぎは月経不順や不妊症の原因に

 

「プレコンセプションケア」が推奨される背景には、出産に関する状況の変化があります。日本産婦人科医会は妊娠適齢期を32歳までとしていますが、厚生労働省によると、2022年には35歳以上の高齢出産の割合が3割に上り、1985年の4倍以上になりました。晩婚化が進んでいる影響とみられますが、カップルで将来設計を考えることも、プレコンセプションケアの一つです。



 

蔵本ウイメンズクリニック 蔵本武志院長
「結婚年齢も上がっているので、将来、健康に生活することも重要ですし、妊娠についても考えるのは自分なので、あらかじめ検査や色々な情報を得るということは重要ではないかと思います」

一方、出生体重が2500g未満の「低出生体重児」の割合も増えています。これは、BMIが18・5未満の痩せている10代から20代の女性が増えていることが原因の1つだと言われています。適正体重を知って、健康管理をすることもまた、プレコンセプションケアです。

蔵本ウイメンズクリニック 蔵本武志院長
「痩せ過ぎますと、月経不順や不妊症の原因になるんですね。ダイエットなどで最近スマートな方が非常に多くなっていますが、逆に低栄養状態、栄養バランスが悪い。ジャンクフードを沢山食べることによって痩せが増えてきているのではないかと思います」

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