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小ぶりな「燃えるごみ用」指定袋 買い物後のレジ袋として“ばら売り”も プラスチックごみ減少へ妙薬となるか?

福岡市は「燃えるごみ」の指定袋に新たに10リットルサイズを導入する方針で、新年度予算案に関連費用を盛り込んでいます。2024年秋ごろから、レジ袋としてばら売りでの販売も行う計画で、プラスチックごみの削減につなげたい考えです。

松江市の指定袋は小学生がデザイン


レジ袋の代わりに自治体が指定するごみ袋を販売する取り組みは、全国的に広がっています。2023年2月から販売を開始した島根県松江市では、「ごみ袋に生鮮食品を入れるのは抵抗がある」との声もありました。
そのため、2024年1月からは、市内の小学生がデザインした2種類の指定袋をレジ袋として販売しています。

2020年7月から始まったレジ袋の有料化。店頭では1枚あたり3円~5円程度で販売されていて、マイバッグを持参する人も増えました。環境省によりますと、有料化後のレジ袋辞退率は、スーパーマーケットで80%、コンビニエンスストアで75%となっていて、レジ袋の国内流通量は年間に約10万トン削減できているということです。

レジ袋をごみ袋にはできない時代

しかし、一方で街ではこんな声も…。
 


「今まではもらったレジ袋をごみ袋代わりに使っていたんですけど、有料化になってからは改めて買わないといけなくなったので困っています」

 


「(レジ袋を)再利用していたけど、新しいものを買って(ごみ箱に)つけないといけなくなったかな」
Q.結局ビニール袋を買っているんですね?
「はい、そうです」

レジ袋を購入しなくても、ごみ箱用にビニール袋を購入している人が多いようです。

指定のごみ袋をレジ袋として販売する取り組みによって、さらなるプラスチックごみの削減につなげることができるのでしょうか。

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この記事を書いたひと

三浦良介

1999年入社、テレビ営業部、大阪支社勤務を経て2011年から情報番組のディレクターを務める。2016年から報道記者として政治・経済を中心に取材奮闘中。