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災害時にも大活躍!?ウォーターサーバーのコストはどのくらい?

マイモ

ウォーターサーバーには停電しても水を出せる機種があり、災害で断水した際にも活躍してくれます。ですが維持費もかかるため、金銭的な面も含めて検討したいところです。

そこで今回は、停電時に使えるウォーターサーバーの選び方や注意点、ペットボトルとのコスト比較についてまとめました。

災害時にも活躍するウォーターサーバー

海外のウォーターサーバー
【画像出典元】「Olga Rubcova- shutterstock.com/」

大災害で断水が起きると、飲み水や料理に使う水などが確保できず、命にかかわることもあります。そういう時のために、1人あたり1日3リットル、3日分計9リットルの水を備蓄しておくことが望ましいとされています。そして大容量のボトルを使う「ウォーターサーバー」が備蓄手段の一つとして注目されています。

ウォーターサーバーは「ローリングストック」になる

「ローリングストック」とは、普段使っている食品を多めに購入し保管しておき、古いものから消費し、消費した分を買い足すことで、常に一定量の備蓄を確保しておく備蓄方法です。ウォーターサーバーは定期的に業者が水を配達してくれるため、このローリングストックの状態を継続的に作れます。

水には保存期限があり、保存期限の過ぎた水は鮮度が落ち雑菌がわくこともあるため、定期的に交換する必要があります。ウォーターサーバーを契約しローリングストックで備蓄すれば、忘れることなく新しい水を備蓄することができるため、この点もメリットといえます。

停電時にも使えるウォーターサーバー

レバー式のウォーターサーバー
【画像出典元】「穣 風早- stock.adobe.com」

ウォーターサーバーには停電した状態でも使える機種があります。どのような機種が停電時に活躍するか見ていきましょう。

停電時も使えるのはレバー式、コック式

ウォーターサーバーは、水の出し方で大きく以下の3タイプに分かれます。

・レバー式:レバーにコップを押し込んで水を出す
・コック式:コック(つまみ)を操作して水を出す
・ボタン式:ボタンを押して水を出す

この中で、レバー式とコック式は電力を使わないため、停電時でも利用できます。ボタン式は、一般的に電気信号を流して操作するつくりであるため、停電すると使えなくなってしまいます。

ボトルが上に置いてあるタイプ

水のボトルがウォーターサーバーの上に置いてあるタイプは、重力によって水を押し出すため、停電時でも使えることが多いです。一方、ボトルが下に置いてあるタイプは、電力で汲み上げる方式であるため、停電すると使えなくなってしまいます。

ボトルを外して飲むことも可能

停電時に使えないタイプのウォーターサーバーであっても、ボトルをサーバーから取り外せば、中身を出して飲むことが可能です。ボトルだけで飲む際に便利な「ポータブルスタンド」を別売りで販売している業者もあります。

停電用装備付きのサーバーもある

以下のような停電用・災害用の装備が付いた機種も販売されています。

・非常用電源ユニット
・転倒防止ワイヤー
・転倒時の自動電源OFF機能
など

ペットボトルとのコスト比較

たくさんのペットボトル
【画像出典元】「tkpho- stock.adobe.com」

市販されているペットボトルのミネラルウォーターで備蓄する場合、ウォーターサーバーと比べてどの程度コストに差が生まれるのでしょう。

例として、Amazonで販売されているミネラルウォーター500ml×24本セットの1本あたりの価格目安は約54円です。

一方ウォーターサーバーを500mlで換算すると、1本あたり47~85円程度が目安です。またサーバー本体のレンタル料が0~1000円程度、電気代がひと月約470円程度発生します。

【500mlあたりの価格目安】
ペットボトル:約54円
ウォーターサーバー:47~85円+レンタル料0~1000円、電気代約470円

ご覧のようにコストでみると、ペットボトルで備蓄したほうがウォーターサーバーで備蓄するよりも安上がりになることが多いです。ただし後述するようにコストだけでは測れない特徴の差もあるため、一概にペットボトルの備蓄のほうが良いとは言い切れません。

コストだけでは計れない!ウォーターサーバーの5つのメリット

メリット
【画像出典元】「Natalya Bardushka- stock.adobe.com」

ペットボトルで備蓄した場合に比べて、ウォーターサーバーのコストは割高になりやすいですが、それに代わるメリットもあります。ここではウォーターサーバーならではのメリットや強みを紹介します。

いつでも冷水・温水が飲める

ウォーターサーバーは、常時サーバー内の水を電気で冷やしているため(温めているため)、いつでも冷水や温水が飲めます。手軽に冷たい水が飲める環境というのは、生活に潤いが生まれます。

買いに行かなくてよい

ウォーターサーバーは、定期的に業者が自宅まで重い水を運んでくれるため、スーパーなどに買いに行く苦労が省けます。特にスーパーから自宅まで距離がある人にとってはメリットが大きくなります。

冷蔵庫をスッキリさせられる

ペットボトルの水を冷蔵庫に何本も入れておくと、庫内のスペースを圧迫しますし、冷やすものが増えれば電気代も余計にかかります。ウォーターサーバーを導入すれば冷蔵庫はスッキリし、使い勝手もよくなるでしょう。

ゴミを減らせる

空になったウォーターサーバーのボトルの処理方法には、「リターナブルボトル方式」と「ワンウェイ方式」の2タイプがあります。

・リターナブルボトル方式:業者が配達時に空になったボトルを回収
・ワンウェイ方式:空のボトルを自分で処分

リターナブルボトル方式であれば、空のボトルを業者が引き取ってくれるため、ゴミは発生しません。ワンウェイ方式の場合は自分で処分する必要がありますが、ボトルをつぶして処分すれば、500mlのペットボトルを何本も捨てる場合と比べてゴミの量は少なくなるでしょう。

デザイン、景観

ウォーターサーバーの本体はオシャレなデザインのものが多く、インテリアアイテムとしても活躍してくれます。ペットボトルの水が入った段ボールを部屋に置くよりも、室内のイメージをガラリと変えられるでしょう。

以上のように、ウォーターサーバーは災害時用の水の備蓄としても使える商品です。それでいて、普段は冷たくおいしい水を手軽に飲めるため、日々の生活が潤います。水を飲む習慣が身につき水分不足も解消できますので、気になる方は導入を検討してみてはいかがでしょう。

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この記事を書いたひと

マイモ

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