PageTopButton

歩けない、寝たきりの犬が増えている 要因は「平均寿命の延び」だけではない 獣医師が指摘する「品種改良」の問題

増える「超小型犬」のニーズ


徳永院長は、歩けない犬が増えている要因は、高齢化以外にもあるといいます。

リライフアニマルクリニック 徳永秀院長
「暮らす犬種が変わってきたということも理由のひとつにあると思います。今はトイプードルさんとかポメラニアンさんとか、超小型犬と言われる犬種ですね。品種改良した子たちなので、関節のリスクが元々あったり、股関節が弱いというところもあるので、筋肉を付けていない状態で成長してしまうと、歩きづらい、歩けなくなるということはあると思います」

徳永院長によると、トイプードルやポメラニアンなどの小型犬は、ペット市場でより小さな個体が求められる傾向にあり、ブリーダーが小さな個体どおしを交配させて誕生させている現状があります。こうした「品種改良」によって、元々骨が小さい犬種のため、関節を痛めたり骨折したりしやすいリスクが増しているというのです。

この記事はいかがでしたか?
リアクションで支援しよう

深掘り!特集

もっと見る