宮崎県日南市の飫肥地区は、重要伝統的建造物群保存地区にも選定されている、古い町並みが残る城下町。そんな場所で新たな暮らしをスタートさせたのが、エクアドル共和国出身のファニー・エナオさん(34)です。
ファニーさんは、故郷エクアドルで出会った1冊の「日本の妖怪」にまつわる本に魅せられ、日本への留学を決意。その後、夫の勧めで訪れた飫肥の伝統的な街並みに一目ぼれし、宮崎県日南市への移住を決めました。
その後、DIYのYoutubeを見ながら、古民家をほぼ全て自分たちでリノベーション。去年10月には県外の人や外国人も多く訪れるゲストハウス「casa obi」をオープンさせました。明るく元気なファニーさんを応援する地元の人たちも多く、中でも、家の前に住む後藤さんは何かあったらすぐに相談する「日本の母」。
ほかにも、市民グループ「着物を楽しむ会」に加入し、着付けを学びながら交流を深めるなど、すっかり地域でなじみの顔です。大好きな飫肥をより元気のある町にしたいという思いもあり、昨年末からは定期的に英会話や音楽のイベントを開催しています。日本が大好き!地域と共に生きるファニーさんの日常にカメラを向けます
(制作:MRT宮崎放送/寺坂 穗乃香)
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