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大阪仕込みのたこ焼きから本場のタコス、創作和食酒場まで【西新オススメ3選その2】

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前回記事に続いて、西新のオススメ立ち飲み店を紹介する第2弾。今回も地下鉄西新駅チカの路地裏にある「鷹勝商店街」からスタートした。

1.大阪出身の店主が作る本場仕込みのたこ焼きで一杯

風味堂_外観

商店街の海側入口には2本の通路があり、左側の路地を入ってすぐ右手にあるのが「焼き鳥スタンド SASIYORI」で、その対面にあるのが「西新たこやき 風味堂」だ。店主の森本大介さんは大阪の出身で本場の名店で修業した後、2019年から福岡でたこ焼きの移動販売を開始。2020年から現在地に店舗を構え、さらに今年から立ち飲みスタイルに変更した。

風味堂_店内 風味堂_メニュー

さすがに本場仕込みとあって、たこ焼きの味付けはなんと10種類ものバリエーション。しかも単品4個(250円)から、味比べ4種盛り24個(1,200円)まで選べるので、1人でもグループでも多彩なたこ焼きを味わうことができるのが嬉しい。

風味堂_料理1

今回は瓶ビールとともに、素焼き・ソース・醤油・塩のシンプルな味付けの4種類(12個650円)を注文した。大皿に盛られたたこ焼きは、福岡で一般的に口にするサイズよりも小ぶりで、外側はカリッと中はトロッとした絶妙の焼き上がり。森本さんによると、「大阪で元祖といわれる『会津屋』さんはもっと小さくて、出汁を入れた素焼きが基本です。うちは立ち飲み屋ですが、テイクアウトでお子さんにも食べやすいように、あえて小ぶりなサイズで焼いています」とのこと。酒場としてだけでなく、地元のたこ焼き屋としても西新の町に定着しているようだ。

風味堂_料理2

タコは新鮮な刺身用のマダコを毎日手切りして、たこ焼きだけでなく「たこわさ」「たこぶつ」「たこの唐揚げ」などの多彩な料理を提供。もう一つの名物「焼きそば」も小盛り(350円)から国産牛ホルモンを使った大盛り(1,300円)まであり、本場大阪の味を福岡にいながらにして楽しむことができる。

2.コーントルティーヤの本格タコスとクラフトビールで乾杯!

BITTER_外観

お次は西新駅から鳥飼方面に少し歩いた先にある「BITTER」へ。ここはメキシカンスタイルの本格的なタコスと九州のブリュワリーを中心にしたクラフトビールが楽しめるスタンディンバーで、店の前に置かれたサボテンが目印。おりしもメキシコで"FIFAワールドカップ2026"が開催されている真っ只中でもあり、気分はもうメキシコだ。

BITTER_料理1

タコスといえば、かつてはアメリカ南部のテックスメックス系から輸入された小麦粉を焼いたハードシェルタイプが主流だった。しかし、近年では本場のメキシコで食べられているトウモロコシ粉の生地をその場で焼き上げる「コーントルティーヤ」で提供する店が増え、こちらもその一つ。単品でも注文できるが、今回はクラフトビールとタコスがセットになった「コンボ」(1,600円)を注文した。常時10タップほどが用意されているクラフトビールは、アルコール軽めでゴクゴクといける佐賀GAME BREWの「ゴールデンエール」をセレクト。ホップの香りが効いた喉ごしの良さとスパイシーなタコスの具材が絶妙にマッチする。

BITTER_ez BITTER_ドリンク1

ドリンクはクラフトビールのほかにも、九州各地の蔵元で造られているクラフト焼酎や、地元糸島産のレモンを使った「糸島レモンサワー」(写真右650円)などが充実。さらにはメキシコの地酒ともいえる蒸溜酒「メスカル」も気になったが、今回は足元がフラつく前に退散することにした。

3.想像をはるかに超えたクオリティの創作和食酒場

食堂一_外観

近年、立ち飲み酒場の出店ラッシュが続く西新では、各店の集中度も半端ない。「BITTER」を出ると、道を挟んで徒歩数秒で今回の最終目的地である「食堂 一」の扉を開ける。実はこの店、前身である「塩と酒」の時から何度か訪問したのだが、たまたま店休日に当たったり、満員で入れなかったことが続き、満を持しての初入店となった。

食堂一_料理1

この日は運良く客の入りが6~7割程度で、すんなりカウンターに着くことができた。まずはセルフサービスで冷蔵庫から瓶ビールを取り出し、黒板に書かれたメニューを見ながら思案していると、大将からお通しの「昆布山椒」を手渡される。ピリッとスパイシーな実山椒をビールで流し込みながら、これは初手から日本酒でも良かったかと少し後悔しつつ、気を取り直してまずは定番の「ゴマサバ」(550円)から注文することにした。

食堂一_料理2

この店の評判は各方面からさんざん聞かされていたのだが、「ゴマサバ」を見て心底驚いた。見るからに新鮮なサバの切り身の右側にはオリーブオイルが掛けられ、左側には黒いペースト状のソースが添えられている。恐る恐る口にするとどうやら黒胡麻を練ったもので、ねっとりした食感に胡麻の風味が凝縮されている。僕は今まで何百食と「ゴマサバ」を食べてきたが、ここまで意外性のある組合せは目から鱗が落ちる思いだった。

食堂一_料理3_1 食堂一_料理3_2

かなり満腹だったので、口直し的に頼んだ「本日の茶碗蒸し」(550円)にも驚かされた。蒸したての蓋を取ると表面は緑一色で、これまた恐る恐る匙ですくうとネバネバ食感のモロヘイヤ。さらに中にはミニトマトや白身魚といった具材が入っており、何気ない料理をサプライズのある料理に仕立てるセンスに脱帽する。

食堂一_料理4

最後は赤酢を使った小ぶりなシャリのにぎり寿司(一貫275円)でフィニッシュ。2~3人なら、巻き寿司をシェアするのも良さそうだ。想像をはるかに超えたクオリティの高さに感動しつつ、西新の街を後にした。

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この記事を書いたひと

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