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高校生が「キッチンカー」運営 調理部員16人がレストランに続き挑戦-福岡

新型コロナの影響で去年12月に閉店した福岡県直方市の「高校生レストラン」がキッチンカーとして復活しました。初めての営業にカメラが密着しました。
「大和青藍高校調理部のお菓子販売しています。いかがですか!」
家族連れで賑わったゴールデンウイーク。宗像市の「道の駅」にお目見えしたのは大和青藍(やまとせいらん)高校のキッチンカー「YAMATOSCAFE」です。
「一度レストラン終わって4か月戸惑いながらやってきました。今日が第一歩なので成功できるよう頑張ります」(リーダー田中虹羽さん)
大和青藍高校は、これまでもレストラン「たくみのたまご」を運営してきました。調理から接客、経営まですべてを高校生が行いました。しかし、新型コロナの影響で営業を続けていくことが難しくなり、去年12月に惜しまれつつ閉店しました。
調理部の部員は、現在16人です。レストラン閉店後、なんとかお客さんに料理を届けることができないかと考えた結果、たどり着いたのがキッチンカーを使っての移動販売でした。
「基礎訓練ばかりの苦しい日々が続いた。コロナ禍もありキッチンカーへの思いが強まった」(大和青藍高校調理部・古屋美知子顧問)
キッチンカーのデザインや内装などについて生徒たちは何度も何度も車の業者と打ち合わせを重ねました。


「おー」「めっちゃうれしい」「使い勝手良さそう」



納得のいく仕上がりに生徒達も大満足です。
移動販売デビューの場所に選んだのは、GWの人出でにぎわう「道の駅」です。会場にはキッチンカーがずらりと並んでいます。


「緊張しますけど、お客様に自信を持って届けるものが出来ました。フィナンシェやフルーツサンドワンハンドで食べやすくしています」(リーダー田中虹羽さん)
「小さい頃からお菓子作りがすきで。グランドオープンの時は来ようと。全種類買いました」(虹羽さんの父田中健一さん)

ほかの店からは温かいエールも。
「ぷいと行かれると我々でも心が折れる。高校生が初めてやるということで頑張って欲しい」
最初は、緊張していた部員達も徐々に慣れていき、移動販売初日は大盛況でした。

「ケースの品物は完売しました」
「目の前でお客さんの反応が見られてすごくうれしかった。なかなかうまく行かず改善点も含め次回に繋げられるようなデビューでした。スイーツの種類を増やしいろんな所に移動したい」(調理部員)

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