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マスク着用で「基準見直し」求める声も~新型コロナウイルス 福岡

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福岡県の新型コロナの新規陽性者数は連休明けから増加傾向でしたが、この4日間は前の週の同じ曜日を下回っています。そんな中、いま屋外でのマスク着用について見直しを求める声が上がっています。

福岡県 服部誠太郎知事
「今の感染者数をみますと、懸念していた連休明けの爆発的な感染再拡大はみられない。現段階で気を緩めていい状況にあるわけではない」

17日に県内の感染状況について、このように述べた福岡県の服部知事。病床使用率が20%を安定的に下回るまでは、県独自の指標である「福岡コロナ警報」を継続する考えを示しました。
一方、屋外でのマスク着用について服部知事は、国に対して明確な基準を示すよう求めました。

服部知事
「どういった場面ではマスクは必要ないんだと具体的に、科学的なエビデンス(根拠)というものをしっかり説明する必要があると思います」

屋外でのマスク着用をめぐっては16日、福岡市の高島市長も・・・

福岡市 高島宗一郎市長
「コロナから自分を守っているのか、人の目、同調圧力から自分を守っているのか、よく分からなくなることがあると思う。外出時のマスクについては、まずは議論を始めていただきたい」

国は、熱中症のリスクが高くなるとして、屋外で2メートル以上の距離を確保できる場合はマスクを外すことを推奨しています。海外では「脱マスク」の動きが加速していますが、感染症の専門家は、たとえ屋外であっても慎重な検討が必要だと言います。

北九州市立八幡病院 伊藤重彦名誉院長
「マスクをつけることでですね、かなり感染を抑えることができるという現実もありますので、マスクをつけられる場面ではつけておいた方がいい」

一方、学校では運動会などの行事を再開する動きも広がっています。福岡県新宮町の中学校では、体育祭に向けて17日にリハーサルを行いました。
また、北九州市では、公立の小中学校で3年ぶりに水泳の授業を再開することを決めています。
伊藤医師は、これからの時期は熱中症の対策も一緒に考えていく必要があると話しています。

北九州市立八幡病院 伊藤重彦名誉院長
「しっかりですね、換気ができる環境はですね、マスクを取っていただいて構わないと思います。少し離れて、できるだけ会話を少なくして、水分補給や食事をとる。こういう工夫はすべきだろうと思います」

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