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「キキクル」で命を守る~龍山気象予報士が使い方をわかりやすく解説

防災企画シリーズ、今回は「キキクル」です。災害危険度をリアルタイムで確認できる気象庁のサイトを、龍山気象予報士が実際に使いながらわかりやすく解説します。
危険度分布「キキクル」は、パソコンやスマートフォンで見ることができます。
まずは、パソコンの気象庁のトップページです。


龍山気象予報士「キキクルのマークをクリックすると、4つの画面が出てきます。<雨雲の動き>、<土砂キキクル>、<浸水キキクル>、<洪水キキクル>、リアルタイムで、そのときの危険度を示しています」

パソコンの場合

龍山気象予報士「おととし7月の豪雨のときのデータをみると、危険度によって色分けされているのがわかります。4つの画面があることで、雨の降り方によって、それぞれの危険度がわかります。パソコンでは4つの画面を一緒にみることができます。まず、自分の現在位置を確認して使ってください」

スマートフォンの場合

続いて、スマートフォンの画面です。


龍山気象予報士「スマートフォンの画面でも、キキクルのマークがあります。これをクリックすると、画面が出てきます。パソコンでは4つの画面を一緒にみることができましたが、スマートフォンは画面が小さいので、一つずつ見ていきます」
龍山気象予報士「最初に<雨雲の動き>、下に進むと<浸水キキクル>、<土砂キキクル>、<洪水キキクル>と続きます・例えば洪水キキクルをみると、画面を触ることで、自分がいる位置にあわせて、拡大することができます。こちらもパソコンと同じようにリアルタイムで災害情報が更新され、危険度を示します」
龍山気象予報士「去年8月の長雨のときのキキクルの情報を、気象庁のデータから引っ張ってきました。一気に色がつきましたね。8月14日です。大雨特別警報が福岡、佐賀、長崎に発表されたときなのですが、危険度が高まっていることが、色でわかります。時間の推移にあわせてみることができます」



龍山気象予報士「こちらは<浸水キキクル>ですが、拡大することもできます。スマートフォンで位置情報をオンにして、自分がいる場所をマークすると地図上に表示されるので便利です」
龍山気象予報士「こちらの<洪水キキクル>では、川の氾濫情報がわかります。色の違いで
危険度を示しているのですが、時間が経つにつれて色が濃くなり、危険度が高まっていることがわかります」

今年6月30日から「黒」追加

気象庁では、今年6月30日から「キキクル」に黒色を追加します。警戒レベルの色と完全に対応させ、避難の目安としてさらにわかりやすくしています。

「キキクル」で自分の危険度を知り、「黒」を待つことなく「紫」の段階で、安全な場所に避難することが大切です。

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