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ワクチン4回目接種が開始「今後の注意点は」~北九州市立八幡病院の伊藤名誉院長に聞く

新型コロナの感染者は全国的に減少傾向となっていますが、感染の再拡大に備えて4回目のワクチン接種も始まりました。今後、どのようなことに注意すればいいのか、専門家に話を聞きました。
北九州市立八幡病院 伊藤重彦名誉院長「今後、この状態が続けば、少しずつ感染者数が減っていくという、収束に向けた第一歩にはなってくると思います」
北九州市立八幡病院 伊藤重彦名誉院長「今後、この状態が続けば、少しずつ感染者数が減っていくという、収束に向けた第一歩にはなってくると思います」
福岡県内の3回目のワクチン接種率は、5月31日時点で56.45%です。年代別にみると、20代や30代は4割ほどにとどまっています。3回目接種が遅れる一方で、高齢者や基礎疾患を持つ人への4回目接種が県内でも始まりました。今後もワクチンを打ち続ける必要があるのでしょうか。


北九州市立八幡病院 伊藤重彦名誉院長「基礎疾患が多い方、特に高齢者ですね、重症化しやすいかもしれないと思われている方は4回、しばらくしたら5回ということは十分考えておいた方がいいと思います」
こちらは、新規感染者数を直近7日間の平均で表したグラフです。先月のゴールデンウィーク明けに一旦増加に転じたものの、その後は減少傾向が続いています。専用病床の使用率は20%を切り、重症者は5月31日時点で5人まで減少しています。北九州市立八幡病院の伊藤名誉院長は「ワクチンの効果だ」と話します。
北九州市立八幡病院 伊藤重彦名誉院長「2回目で落ちた抗体を、しっかり3回目で持ち直していただいて、入院するということが激減しました。このワクチン接種の3回目で、一定の効果は十分あったということが証明されました。あとは、この効果がどれだけ続くかということなんですね」
福岡県内の3回目のワクチン接種率は、5月31日時点で56.45%です。年代別にみると、20代や30代は4割ほどにとどまっています。3回目接種が遅れる一方で、高齢者や基礎疾患を持つ人への4回目接種が県内でも始まりました。今後もワクチンを打ち続ける必要があるのでしょうか。
北九州市立八幡病院 伊藤重彦名誉院長「基礎疾患が多い方、特に高齢者ですね、重症化しやすいかもしれないと思われている方は4回、しばらくしたら5回ということは十分考えておいた方がいいと思います」
感染が落ち着きを見せる中、私たちの生活にも変化が出てきています。先月、政府は周りの人と距離が確保された場合や会話がほとんど無い場合は、マスクを着ける必要は無いという基準を示しました。そんな中、Jリーグは今月からマスクを着けた上で、声を出しての応援を段階的に再開していくと発表しました。
北九州市立八幡病院 伊藤重彦名誉院長「トータルの飛沫量を、その会場である程度抑えるということは、これからも続けるべきだろうと思います。マスクの有り無しを議論するのではなくて、マスクを無理してつけておく必要がない場面を、少しずつ増やしていくという議論からまず始めるべきだろうと思います」
感染が落ち着きを見せる中、私たちの生活にも変化が出てきています。先月、政府は周りの人と距離が確保された場合や会話がほとんど無い場合は、マスクを着ける必要は無いという基準を示しました。そんな中、Jリーグは今月からマスクを着けた上で、声を出しての応援を段階的に再開していくと発表しました。
北九州市立八幡病院 伊藤重彦名誉院長「トータルの飛沫量を、その会場である程度抑えるということは、これからも続けるべきだろうと思います。マスクの有り無しを議論するのではなくて、マスクを無理してつけておく必要がない場面を、少しずつ増やしていくという議論からまず始めるべきだろうと思います」

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