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「誰でもは来てほしくない」どう両立?「離島」ブランディングにフリーランス勢が結集

福岡市西区の能古島で島の活性化をめざす地方創生プロジェクトの実証実験が始まりました。メンバーはフリーランスで働く人たちです。 福岡市西区の港から船でおよそ10分、博多湾に浮かぶ能古島は自然豊かな行楽地としても知られています。今回、島を訪れたのは地方創生の活性化プロジェクト「福岡離島DX」のリーダーを務める9人でいずれもフリーランスで仕事をしています。

参加者「銀行で中小企業の資金面の支援をしていて。マーケティングサポートをしています」「もともとホテルのマネージャーをやっていて、再生案件、立て直しをやっていて」

今回の実証実験はマーケティングやwebデザインなどそれぞれに得意分野を持つフリーランスのメンバーが連携し、島の魅力を発信したり、人口減少など島の課題に取り組んだりして活性化につなげる計画です。企画したのは業務委託を仲介する東京の大手企業「ランサーズ」でフリーランスのネットワークの構築などに力を入れています。

26日は能古島の住民とプロジェクトのメンバーが意見交換を行いました。

島の住民「いい方に移住してもらって人口を増やしてまた明るい島にしないといけないなとは当然考えています。島に住んでいる人にプラスアルファーがあるような話であればどんどん頑張ってもらいたい」

プロジェクトに期待を寄せる一方でこんな意見も・・・。

島の住民「誰でもは来てほしくない。今のままが一番いい」

インタランサーズチーフエバンジェリスト根岸泰之さん「島のよさを大切にし続けたいのかなと思う。でもどこかで人口が減少している問題とかを抱えていらっしゃる。島の人に喜ばれる形をそれぞれのスキルや得意をいかして実現する、それがこのプロジェクトの進めていきたい形です」

地方創生の新しいロールモデルに挑む今回のプロジェクト、住民への聞き取りを重ねながら年内には企画を形にしたいとしています。

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