新型コロナの感染者が急増しています。福岡県は6日、独自の「福岡コロナ警報」を約1か月ぶりに発動し、注意を呼びかけています。感染が拡大している要因と今後の注意点や対策について、専門家に聞きました。
「福岡コロナ警報」~マスク外す機会が増えて
福岡県 服部誠太郎知事「福岡コロナ警報の発動を決定いたしましたので、お知らせをいたします」
福岡県内の新規感染者数を示すカレンダーです。このところ、前の週の同じ曜日と比べ2倍以上に増えています。感染が再拡大している状況について、北九州市立八幡病院の伊藤重彦名誉院長は、マスクを外す機会が増えていることが大きな要因であるとしています。
北九州市立八幡病院 伊藤重彦名誉院長「無症状の方で、検査で拾いきれてない感染者が動いているという中で、少しマスクを外す機会が増えて、しかも距離を取れないという場面がですね、それなりにこの1週間、増えてきていると」
熱中症対策は最優先
変異ウイルス「BA.5」
6月中旬以降、厚生労働省は熱中症対策のため、屋外ではマスクを外すよう呼びかけるなど、感染対策に変化が見られました。伊藤名誉院長は、熱中症対策は最優先とした上で、マスクを外す状況については改めて注意してほしいとしています。
変異ウイルス「BA.5」
もうすぐ夏休み、旅行や帰省など人の移動が増えますが、私たちはどのようなことに気を付ければいいのでしょうか。
伊藤名誉院長「ご高齢の方とか妊婦さんが帰省先におられるような場合には、帰省する直前に検査を受けるチャンスがあれば、受けて帰られたら一番安心だろうと思います」
感染力と強いとされる新たな変異ウイルス「BA.5」については・・・
福岡県内の3回目のワクチン接種率は5日時点で58.60%。全国で5番目に低い数字となっています。伊藤名誉院長は感染予防よりも重症化を防ぐために、ワクチンは打ってほしいと話します。
伊藤名誉院長「BA.5は少し感染力が強いといわれていますので、おそらくBA.2からBA.5にはいずれ換わってしまうでしょう。でも、感染対策を極端に何か工夫しないといけないという事態は、今までの経験上あんまりないと思います」
福岡県内の3回目のワクチン接種率は5日時点で58.60%。全国で5番目に低い数字となっています。伊藤名誉院長は感染予防よりも重症化を防ぐために、ワクチンは打ってほしいと話します。
人の移動が増える時期を前に
もうすぐ夏休み、旅行や帰省など人の移動が増えますが、私たちはどのようなことに気を付ければいいのでしょうか。
伊藤名誉院長「ご高齢の方とか妊婦さんが帰省先におられるような場合には、帰省する直前に検査を受けるチャンスがあれば、受けて帰られたら一番安心だろうと思います」
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