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小麦・バター高騰“パン店の苦悩”初の値上げ~ウクライナ侵攻に円安が追い打ち

ロシアによるウクライナ侵攻や急激な円安の影響で、物の値段が上がっています。家計にも大打撃ですが、それ以上に大きなダメージを受けているのが、「原材料費」高騰の影響をもろに受けるお店です。シリーズ「現場の声」、今回は町のパン屋さんに話を聞きました。  

「値上げ」商品の大半

福岡市中央区にあるパン店です。自家製の天然酵母を使った食パンやクロワッサンが人気で、毎日約70種類を作っています。
パンの質を大きく左右するのが小麦ですが、国産も輸入品も価格の高騰が止まりません。こちらの店で使っている熊本県産の小麦も先月、仕入れ価格が10%ほど上がったことからやむを得ず、ほとんどの商品を値上げすることを決めました。
クロワッサンは1個180円から210円に、カレーパンは250円から280円になる予定です。

「材料の値上げ幅が大きく…」

VIKING BAKERYF平尾店 小池裕逹マネージャー「会社としていろいろ努力して、値上げはギリギリしないようにしていたが、今回の材料値上げの幅がかなり大きかったので、値上げに踏み切りました。毎日来てくれるお客様も多くて、お爺さんお婆さんまで幅広く食べていただいているので、できるだけ値上げはしたくなかったんですが・・・」

「材料の値上げ幅が大きく…」

小麦だけではありません。バターや牛乳などの乳製品、油、ナッツ、ベーコンなどパンの材料となるほとんどのものが値上がりしています。また、姉妹店に配達するためのガソリン代も高くなっているほか、包装用のビニールもいつ値上げになるか分からない状態といいます。
お店をオープンして2年、悩んだ末の初めての値上げに常連客は…


客「少し値上がりするのは仕方がないかなと思います。素材とか考えると、高くなってでもいいものを買いたいなぁと思います」

円安が追い打ち

こうした常連客のためにも、商品の値上げは今回限りにしたいところですが、ここにきて1ドル140円に迫る勢いで急激に円安が進んでいます。輸入に頼る材料もあり、この先も頭が痛い状況が続きます。


VIKING BAKERYF平尾店 小池裕逹マネージャー「パンは気軽に食べてもらいたい商品なので、一番の不安は値上げが続いて、日常のパンにならなくなったときが怖いかな。これ以上あがると難しいかもしれないです」

開店2年で初の値上げ

小麦だけではありません。バターや牛乳などの乳製品、油、ナッツ、ベーコンなどパンの材料となるほとんどのものが値上がりしています。また、姉妹店に配達するためのガソリン代も高くなっているほか、包装用のビニールもいつ値上げになるか分からない状態といいます。
お店をオープンして2年、悩んだ末の初めての値上げに常連客は…
客「少し値上がりするのは仕方がないかなと思います。素材とか考えると、高くなってでもいいものを買いたいなぁと思います」

円安が追い打ち

こうした常連客のためにも、商品の値上げは今回限りにしたいところですが、ここにきて1ドル140円に迫る勢いで急激に円安が進んでいます。輸入に頼る材料もあり、この先も頭が痛い状況が続きます。
VIKING BAKERYF平尾店 小池裕逹マネージャー「パンは気軽に食べてもらいたい商品なので、一番の不安は値上げが続いて、日常のパンにならなくなったときが怖いかな。これ以上あがると難しいかもしれないです」

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