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先週の3~4倍に……検査急増のクリニック「受け入れるしかない」 

シリーズ「現場の声」。新型コロナの感染急拡大で対応に追われている、街のクリニックです。これまで以上に検査を希望する人が殺到していて、危機感を募らせています。
RKB浅上旺太郎「発熱外来を受け入れるクリニックには朝から引っきりなしに車が入って行きます。駐車場には検査を待つ人が乗る車がずらりと並んでいます」

◆予約殺到……クリニックの現場

北九州市門司区にある内科のクリニックです。発熱やせき、倦怠感など新型コロナの感染が疑われる患者を車の中で診察し、検体を採取します。検査結果は15分ほどで判明し、その場で患者に伝えられます。

こうゆうクリニック 藤井華奈さん「忙しさは、報道とほぼリアルタイムで、先週ぐらいから突然爆発したので……倍じゃきかないと思います、3~4倍、もっとかな」
予約の受け付け「一番早くで夕方16時50分の予約になりますが、大丈夫ですか?」

この日は朝の時点で、すでに夕方まで予約が埋まっていました。
今年1月ごろの「第6波」では、平日の発熱外来の予約は多くても50人ほどだったのに対し、19日は120人と、2倍以上にのぼっています。
こうゆうクリニック 黒木健一朗事務長「今までにないくらい多いですね」
RKB浅上旺太郎「受け入れられますか、これより増えると?」
黒木事務長「受け入れていくしかないですね……」

◆検査で「陽性判明」割合は多く

クリニックによりますと、第6波まではのどの痛みを訴える人が多かったそうですが、今回はそれに加えて高熱や倦怠感がある人が増えているといいます。また、検査で陽性が判明する人の割合も高くなっています。
こうゆうクリニック 藤井華奈さん「ちょっとお食事したとか、ちょっと遊びに一緒に行ったんだとか、ちょっと一緒にドライブしたんだという方も、陽性になる確率がすごく高い。感染力がそれだけ高いのかなと。天井がまだ全然見えないので……今のところは毎日増え続けていますね」

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