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「福岡市長選」告示まで1か月 現職は進退表明せず、野党は一本化に向け調整

福岡市長選挙の告示まで1か月を切りました。現在3期目の現職・高島市長は、いまだに進退を明らかにしていません。一方、野党系の候補は、一本化に向け調整を進めています。


◆現職は進退表明せず
福岡市 高島宗一郎市長「決算特別委員会に全力で集中させていただき、決算が終わり次第、決断をしたいと考えております」

自身の進退について、先月の市議会でこのように話していた福岡市の高島宗一郎市長。決算特別委員会が終わった7日午後、その発言が注目されましたがインタビューには応じず、報道陣の質問に対してこう答えました。

高島宗一郎市長の発言「決算に集中しているので、何も考えていません。まだ議会中ですからね。(質問:議会が終わってから判断する?)そうですね、その通りです」

前回の市長選では、史上最多の得票数となる28万5千票余りを獲得した高島氏。すでに立候補を表明している候補者たちは、その動向を注視しています。


◆野党は一本化に向け調整
無所属での立候補を表明した元福岡市議の田中慎介氏は7日朝、街頭で支持を訴えました。田中氏は、立憲民主党を中心とした市議会の野党最大会派「福岡市民クラブ」の代表を務めていました。
野党をめぐっては共産党の支援者などでつくる「福岡市から政治をかえる会」が先月、内定の候補者を発表していましたが、政策の折り合いがつけば田中氏に一本化し「共闘」していく方針です。

田中慎介氏「今の市政を変えていかないといけないと思っている方々とは、しっかりとスクラムを組んで力を結集して戦っていきたいと思いますので、さまざまな方からお力をいただきたいし、連携していきたいと思っています」

市長選には、このほか会社員で新人の熊丸英治氏も出馬を表明しています。
福岡市長選挙は、11月6日に告示、20日に投票と開票が行われます。

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