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「保護者の勘は非常に大事」乳幼児の新型コロナワクチンの接種 注意点を専門家に聞く

乳幼児を対象とした新型コロナワクチンの接種が始まるのを前に、福岡市は2日に接種券を発送しました。接種にあたって、どのようなことに気をつければいいのか、専門家に聞きました。  

福岡市では今月10日に接種開始


乳幼児を対象とした新型コロナワクチンの接種、福岡市では今月10日に始まります。対象となるのは、福岡市内に住む生後6か月から4歳までの約6万人で、2日に全員に接種券が発送されました。北九州市では14日から、久留米市でも14日ごろから接種が始まる予定です。

子供の保護者は…

小さな子供の保護者にワクチン接種について聞いてみると・・・
母親(3歳の子供)「打つ気はないんですけど、後遺症とか不安」 母親(1歳半の子供)「どういう反応が出るか怖いので、今は考えてないかな」
乳幼児のワクチンは大人より量が少なく、3週間の間隔をあけて2回目を、その後、8週間以上あけて3回目を接種する必要があります。同時流行が懸念されているインフルエンザのワクチンと一緒に接種することも可能です。

注意点を専門家に聞く

保護者が心配する副反応や接種後に注意すべき点を専門家に聞きました。
しんどう小児科 進藤静生院長「大人に比べて発熱の出る割合が非常に低い。保育園とか幼稚園、共同生活をしているお子さんはできるだけされておいた方がいいと思います。心配であれば定期的に熱を測ってどうあるか、あとは食事のとり具合、日頃の遊びと活発度がどう違うか、保護者の勘は非常に大事」

「かかりつけ医で接種を受けられる環境を」

福岡市で乳幼児が接種を受けられるのは、緊急対応ができるようにとの理由から、6つの基幹病院に限られています。接種状況によっては地域のクリニックに広げる予定ですが、進藤院長は「かかりつけ医で接種を受けられる環境を整えるべき」と話します。
しんどう小児科 進藤静生院長「お子さんが3人いらっしゃると、一人はクリニック、一人は別のクリニックで、もう一人は基幹病院でと3か所転々とされないといけないと、患者さんにとっては、特にお仕事をしているお母さんにとっては大変なことですから、そのあたりもう少し利便性を考えてあげてもいいんじゃないかと考えています」

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