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新総務大臣も「違法」指摘…大任町“国会のやりとり確認できない”~入札結果を非公表

今林隆史

福岡県大任町が公共工事の入札結果を非公表にしている問題です。新しく就任した松本総務大臣も、国会で「違法」との認識を示し改善を求めました。

「改善していただかなければならない」

松本剛明総務大臣「規定に違反しているため、改善していただかなければならないと考えております。国土交通省とともに違法状態の解消に向けて働きかけを行って、状況を引き続き注視してまいりたい」
地方行政を所管する松本剛明総務大臣は24日、参議院の総務委員会で、公共工事の入札結果を公表しない大任町に対し改善を求めていく考えを示しました。

入札結果の非公表は「違法状態」


公共工事の落札業者や金額については公正な競争や不正行為の排除のため、入札契約適正化法で公表することが定められています。大任町が非公表を続けていることについては、斉藤国土交通大臣が先月に「違法状態」と指摘したほか、福岡県の服部知事も法律違反だと述べ、対応を注視する考えを示しています。

国会での指摘に大任町は・・・

 

相次ぐ指摘について、大任町は「国会でのやりとりが確認できていないのでコメントを出せる状態にない」としています。

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この記事を書いたひと

今林隆史

1976年生まれ 福岡市出身 政治・経済などのニュース取材に加え、ドキュメンタリー番組の制作にも携わる。第58次南極観測隊に同行。JNNソウル特派員として韓国の大統領選挙(2022)などを取材。気象予報士・潜水士の資格を有し、環境問題や防災、水中考古学などをライフワークとして取材する。 番組「黒い樹氷~自然からの警告~」で科学技術映像祭 内閣総理大臣賞(2009)、「甦る元寇の船~神風の正体に迫る~」同映像祭 文部科学大臣賞(2013)など受賞。