いよいよ史上初となる3カ国共催の「北中米ワールドカップ」が幕を開けました。約1カ月に及ぶ熱戦を勝ち抜くには、「移動」と「暑さ」の攻略がカギとなります。今大会は会場が広範囲なため、長距離移動が多く、選手の体力を奪います。
さらに懸念されるのが「暑さ」です。16の試合会場のうち冷房設備があるのはわずか3カ所。気候変動の研究機関は、激しい運動が中止とされる目安の「暑さ指数28以上」となる試合がいくつかあると予測しており、暑熱リスクを伴った大会となりそうです。
我らが日本代表は、グループステージ3戦中2試合をアメリカ・ダラスで戦います。日中は35度を超える街ですが、スタジアムは幸いにも冷房完備。過酷な暑さは避けられ、良い状態での試合が期待できそうです。
一方、唯一の屋外試合となるのがメキシコ・モンテレイでのチュニジア戦です。標高は540メートルと他のメキシコの会場より低いものの、日差しが強く日中は30度を超えます。猛暑を避けるナイター開催とはいえ、日本代表は暑熱対策として事前キャンプを現地で行いすでに体を慣らしているということです。
このアツい戦いを制するのは果たしてどの国か。万全の準備で挑む日本代表を、全力で応援しましょう!
横尾槙哉=RKB気象予報士・防災士
毎日新聞福岡版 2026年6月13日掲載
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