全国高校ラグビー“花園”の開幕まで、あと10日あまりです。福岡代表の東福岡高校に、大けがからの復活を目指す選手がいます。チームの司令塔・高本とわ選手です。
8月に手術し入院生活
花園をこれまで6度制覇している名門ラグビー部の1日は、早朝のウエイトトレーニングから始まります。そんな中、一人黙々と別メニューをこなす選手が・・・、3年生の高本とわ選手です。
高本とわ選手「試合で活躍しているみんなを見ると、うれし反面、悔しいなと思うところもありました」高本選手のポジションは、「チームの司令塔」10番スタンドオフです。高本選手をアクシデントが襲ったのは7月でした。7人制ラグビーの全国大会で、プレー中に右足をひねり、診断は右膝前十字靱帯断裂の大けが。8月に手術を受け、しばらくは入院生活を余儀なくされました。
驚異的な回復力
通常なら、競技復帰まで10か月以上は要するとのことですが、高本選手は地道なリハビリと驚異的な回復力で、大けがからまだ5か月あまりの今、走れるまでに回復。絶望かと思われた花園に間に合う可能性が出てきました。
高本とわ選手「花園が最大の目標だったので、そこに対する不安な気持ちは正直あって、今まで本当に苦しいトレーニングをリハビリの先生のおかげで良いトレーニングができているので、怖さと言うより強くなれた感じはあります」特にけがをした右足の大腿部は、けがの前よりも太くなるほど筋肉が付いたという高本選手。花園を直前に控えた現在では、みんなと一緒に練習することもあります。
仲間にも励まされて
舛尾選手「リハビリ頑張ってね」 高本選手「励みになっています」試合に出られない辛い毎日が続いても、仲間に励まされてきました。高本選手には、同じ東福岡でプレーした3つ上の兄とむ選手がいます。3年前の県大会や花園で大活躍した兄に憧れて、大阪から東福岡へやって来た高本選手には、ある目標があります。
“花園”奇跡の復活へ
高本選手「僕が思っていることは、兄の成し遂げられなかった花園優勝という、その強い気持ちで花園優勝したいなという気持ちはあります」“夏の大けがから花園での奇跡の復活へ”高本選手は、日々着実に前進しています。
高本選手「僕が思っていることは、兄の成し遂げられなかった花園優勝という、その強い気持ちで花園優勝したいなという気持ちはあります」“夏の大けがから花園での奇跡の復活へ”高本選手は、日々着実に前進しています。
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