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アジア人初の「国際体操連盟」会長の渡辺守成さん~ウクライナの「鳥人」ブブカさんとも会合

国際体操連盟の会長にアジア人で初めて就任した渡辺守成さんは、北九州市出身です。世界の体操界のトップに、活動拠点のスイスで密着取材しました。

IOCバッハ会長に面会


5月のスイス、レマン湖のほとりにある地方都市・ローザンヌ。この街を歩く一人の日本人がいました。渡辺守成さんです。朝の散歩は、毎日欠かさない日課です。
渡辺守成さん「毎日ここに来るね、雨でない限りは。まあそれだけ年とったっちゅうことだと思うけどな」
渡辺さんは1年の3分の2を海外で過ごしています。中でもスイスは生活の拠点です。渡辺さんの仕事に同行しました。
渡辺守成さん「ごきげんいかがですか?会長」 バッハ会長「君はどうだい?会えてうれしいよ」
この日に会ったのは、IOC・国際オリンピック委員会の会長トーマス・バッハさん。東京オリンピックでも来日し、日本でも広く知られる存在です。
渡辺守成さん「まずはウクライナのこと、ウクライナ支援をどうするのかということと、それから選手へのハラスメントの問題をどう片づけるのか・・・」

アジア人初の国際体操連盟会長

1881年に設立された国際体操連盟。オリンピック実施競技の中で、最も長い歴史を持ちます。2017年、渡辺さんはアジア人で初めて会長に就任しました。

現在、国際競技団体で会長を務める日本人は渡辺さんただ一人です。渡辺さんは国際体操連盟会長にして、日本人では3人しかいないIOC委員。この日、渡辺さんを待っていたのは…ウクライナ出身のIOC委員、セルゲイ・ブブカさん。かつて「鳥人」と呼ばれた棒高跳びの元世界記録保持者です。
IOC委員 セルゲイ・ブブカさん「とても素晴らしい夜をありがとうございました。よい話ができました。また、特に私たちウクライナとウクライナ体育協会に対して、多大なサポートを示してくれて感謝しています」

新体操との出会い

世界新体操クラブ選手権の開催

渡辺さんの生まれは、北九州市。高校時代に部員わずか5人の体操部で、競技を始めました。東海大学に進学すると、学費がタダという理由で、交換留学でブルガリアに。そこで新体操という競技に出会ったのです。

当時の日本では、まだ新体操の認知度も低かった中、その魅力を広めるため、渡辺さんが目を付けたのが小売業。人が集まる小売業の力を使えば、新体操人気を高められると考えたのです。
渡辺守成さん「コーポレートスポーツっていうのは、どちらかというと『川上』のメーカーとかがやるんだけど、新体操をもっと知ってもらわきゃいけないってなると、『川上』よりも『川下』、要するに人々が多く集まるところ、消費が一番近いところ、それがどこなのかっていったらスーパーマーケット」

世界新体操クラブ選手権の開催

この考えに賛同してくれたジャスコへ就職。スポーツ事業部のサラリーマンとして、新体操教室の事業展開に携わることとなります。入社して10年、世界新体操クラブ選手権の開催にこぎつけました。大会は、今回で26回目を迎えます。
選手としての実績がないにもかかわらず、大きな功績を残していることについて体操界のレジェンド・内村航平さんは…
内村航平さん「まさか日本人がFIG(国際体操連盟)の会長になるなんて思ってもいなかったんで、僕は体操で世界一になるより、同じくらい難しいことだと思うので」
 
【お知らせ】 RKBでは、渡辺守成さんに密着した番組を12月31日土曜午前10時45分から放送します。

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