PageTopButton

釣り師の心境 坂口 安吾 著

昭和初期に活躍した「無頼派」の代表的作家である坂口安吾の小説。初出は「文學界」[1949(昭和24)年]。取手に住む「私」は度々釣りに誘われるも、なかなか成果が出せず、釣り人の見物を続けていた。その後、小田原の三好達治宅で暮らしたが、当時三好は鮎釣りに熱中しており、ここでもまた誘われることとなる。実際の出来事を下敷きに、戦時下のわびしい風景を釣り師の心境になぞって描かれた作銀。

(感想)
摂津正のつりごはんを担当していることもあり、釣りは趣味のひとつです。今回の作品は釣りをする人でもしない人でも気持ちが分かるもの。クスっと笑える作品です。楽しみください。

6月4日放送 担当:三好ジェームス

この記事はいかがでしたか?
リアクションで支援しよう