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藤田さん家の情熱ワイン

ビジネス

今年、小さなワイナリーで誕生した若松ワイン。北九州市初のワイン造りに挑戦したのが、藤田佳三さん(40)。
福岡県北九州市の若松で代々続く、農家の4代目だ。先祖代々受け継がれてきた土地を守り、地域を元気にしたいと選んだのはワイン造り。なぜ、この若松でワインを?
若松は、響灘に面した海沿いの町。海風が通り、水はけのよい砂地は、ぶどう栽培に向いているという。荒れ地をゼロから耕し、ぶどう園として蘇らせたい。こつこつ苗木作りから手掛け、ぶどうの栽培から醸造まですべて手作り地産地消のワインを目指す。北九州市は、2016年に、国家戦略特区「汐風香る魅惑のワイン特区」に認定され、個人でも醸造が可能になった。構想から20年、ようやく藤田さんの夢が現実のものになったのだ。両親も藤田さんの夢を応援している。高齢化が進む地域に人を呼び込み、活性化の懸け橋となるワインを造りたい。ワイン造りにかける情熱を追った。
(製作:RKB毎日放送 / 井上 八月)

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